2014年05月27日

文学的ジャイアン

 私は小学生の頃、ポエトリーリーディングをしていた。
 近所の図書館では司書さんが子どもたちに本の読み聞かせをする「おはなし会」というイベントが開催されていた。
 そこに自作の詩を持って行って、
「読ませてください!」
 と言うのである。

 面白いなと思うのは、子どもの頃から徹底して、
「自分の作品を発表したい」
 という気持ちが強いこと。
 自分一人でノートに書いているだけでは満足しない。

 「言葉」というのが元々「伝える」ための発明品だからだろうか。
 「伝えたい」という欲望は他人がいて初めて成り立つ。

 ジャイアンが人に迷惑をかけないようにするには、
 「上手くなるか」「一人で歌うか」
 のどちらかだ。
 
 一人で歌っていては満たされない。
 結局のところ、上手くなるために全力を尽くすほかないのだ。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:37| 自分 | 更新情報をチェックする