2014年06月01日

Concerto Sotto l'Albero 第5回演奏会

 今日は古楽アンサンブル「Concerto Sotto l'Albero」の演奏会へDちゃんと一緒に行ってきました〜
 大好きな人と綺麗な音楽を聴く夕べ。

 いつもはモンテヴェルディを中心としたイタリアの古い歌曲を演奏するのだけど、今回はイギリス・フランス・ドイツ・日本と様々な国の曲が取り上げられて、楽しかったです。

 トマス・ウィールクスという作曲家の、
「Tan ta ra ran tan tant」
 という曲が面白かったな。
 ↑をそのまま読んだ時の感触通り、とってもリズミカルな歌詞が並ぶ。
 このトマスさん、今ネットで調べてみたら、私よりぴったり400歳年上だった。

 カウンターテナーの村松稔之さんの独唱、
「Vedrò'l mio sol(私はその太陽を見るだろう)」
 も素晴らしかった。

 彼の歌は本当に細かいところまで神経が行き届いていて(音程・音量・発音・感情表現・ゆらぎ等々)
「至高のものを見られた!!」
 という満足感が毎回ある。
 曲紹介でしゃべる時に、歌と全く違うぽわーんとおっとりした声になるのも可愛い。

「Lamento della Ninfa(ニンファの嘆き)」
 という曲は何度も聴いているがメロディも歌詞もゾクゾクするほど良い。

 私の愛を返して
 かつてあったように
 さもなくば私を殺して
 これ以上苦しまなくて済むように


 この部分は「魂のテンポで」歌うよう譜面に指示されているそうです。

 伴奏として使われていた「テオルボ」という楽器の音色も優しかった。
 弦が異常に多いギターみたいなの。
 琵琶にも似てるなー と思ったらどちらも「リュート属」で起源一緒っぽい。

 テオルボ奏者も、歌手の方々も、感情を体の動きや表情で表しながら演奏するのね。
 自然で豊かな感じがして、羨ましかった。
 西洋音楽では当たり前のことなんだけど、長唄ではこれが禁止なんだわ。

 無表情でほとんど体を動かさずに弾いたり歌ったりするの。
 私には難しくて、8年も習っているのに全然出来ない。
「柳田さんって楽しそうに三味線弾くよね〜」
 と仲間に言われてしまうような弾き方になっちゃうんだ、どうしても……

 長唄が無表情なのは、歌舞伎の伴奏音楽なので、役者より目立たないようにするのが最初の目的だったのだと思う。
 クールで格好良くて、これはこれで好き(出来ないけど)

 西洋の美意識。日本の美意識。
 どちらが良い悪いではなく、両方の魅力を食べて生きていきたい。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:05| 音楽 | 更新情報をチェックする