2014年06月11日

価格未定「高橋とエロ本」

 ※「価格未定」というのは作者の名前です。

 福岡ポエイチでもっとも印象的だった本は、
「高橋とエロ本」
 だ。私だけでなくポエイチ参加者のほとんどにとってそうだったのではないか。
 それくらいすごい。

 上流にエロ本流す人がいる 下流に拾う高橋がいる

 このように(おそらく童貞の)高橋とエロ本の関係が、短歌でつづられる。

 エロ本を隠す岩陰 巷ではここは「高橋塚」と呼ばれる

 短歌のすぐ横に、岩のイラストが添えられている。
 その数ページ後、

 「エロ本を隠す岩場」というよりは「岩場を隠すエロ本」となる

 イラストは、エロ本でいっぱいになった先ほどの岩……

「高橋ぃ〜!!」
 と叫びながらゲラゲラ笑って最後のページまでたどり着くと、読者は驚愕の事実を知ることになる。
 この作者の価格未定さんは女性で、イラストを描いているのはその旦那さまなのだ!!
 何か、新しい愛の形を見せつけられた気がする。
posted by 柳屋文芸堂 at 16:18| 読書 | 更新情報をチェックする