2014年10月26日

神経が弱い、という自覚

 私は昔から神経が弱い。
 子どもの頃は怖いことを想像するだけで倒れた。
 誇張ではなく、本当に意識を失ってしまうのだ。

 例えば「手首を切ると死ぬことがある」という事実を知った、小学校三年生くらいの時の話。
 体育館で友だちが私の手首をぎゅっとつかみ、そこが赤くなった。

 そうなるともう、赤い皮膚から目が離せない。
「私は死んじゃうんだ」
 という思いで頭がいっぱいになる。

 目の前がチカチカ光り始め、視界は完全に真っ白になり、
「先生、柳田さんがー!」
 ↑意識がないので想像

 こういう経験が、一度や二度じゃないのである。
 いつしか私は、
「自分のひ弱な神経を守るために、無理しないようにしよう」
 と気を付けるようになった。

 嫌な人と会わないようにしたり、過労になりそうな会社はすぐ辞めたり、まあ色々と。
「神経が弱い」
 という自覚があったおかげで、37年間、心と体の健康を大きく損なうことなく生きてこられた。

 周囲を見ていると、本格的に病気になるまで頑張り続けてしまう人が本当に多い。
 心や体が壊れる可能性に気付かないのだ。
 人間の神経は何にでも耐えられるようには出来ていない。
 自覚がなくても壊れる時は壊れる。

 私ほど脆弱でない人も、神経が気合いや根性でどうにかなるものじゃないことは忘れないで欲しい。
 勘違いしがちですが、倒れるかどうかの決定権は自分にはないのです。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:50| 健康・美容 | 更新情報をチェックする