2014年11月26日

林忠彦写真展―日本の作家109人の顔

 日比谷図書文化館で開催されていた、
「林忠彦写真展―日本の作家109人の顔」
 に行って来ました。

 小説家の写真がいっぱい。
 おそらく君もどこかで見たことがあるだろう、ゴミまみれの坂口安吾を。
 散乱した紙の中に蚊取り線香があって不安になる。

 織田作之助の写真を撮っていたら、太宰治が、
「織田作ばっかり撮ってないで俺も撮れよ!」
 と言ってきたという話が可愛かったなぁ。
 これを「可愛い」と思うか「ウザい」と思うかで太宰ファンになるかどうか決まる気がする。

 一番驚いたのは深沢七郎。
 姥捨山の話(楢山節考)を書いた人だから、社会派の学者みたいな人なんじゃないかと勝手に想像していたのだけど、全然違った。

 元はストリップ劇場で演奏していたギタリストで、異色の作家としてデビューした後、右翼に狙われるようなヤバい作品を書いて長いこと行方をくらまし、見つかった時には埼玉で農場をやっており、最終的には今川焼屋に。
 どんな人生だよ!
 メチャクチャ作品を読んでみたくなりました。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:24| 美術 | 更新情報をチェックする