2014年12月03日

天ぷら投げ部

 まともに投げられるわけがないと、みんな思っている。
 くすくすと馬鹿にするような笑い声が聞こえる。

 しかし私は腕を3回まわすすごい投げ方を編み出していた。
 ぐるぐるぐる、ぽーん!
 アジの天ぷらはまたたく間に小さくなって、観客が誰もいない、遠くの地べたに落下した。

 あれほど勢い良く飛んでゆくアジの天ぷらを、誰も見たことがなかったはず。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:12| 夢(寝ながら見る方) | 更新情報をチェックする