2014年12月16日

本業

 小説を熱心に書いたとしても、全員がプロになれる訳ではない。
 しかしお金を稼げるかどうかに関係なく、言葉や世界に意識的になれるのは良いことなんじゃないか。

 もし小説を書いてなかったら、私は全然違う私になっていただろう。
 想像出来ないくらい遠い私。

 自分の能力をもっと分かりやすい形で発揮して、評価されていたかもしれない。
 世界の仕組みを一つも理解出来ないまま、不安な毎日を送っていたかもしれない。

 もしもの私を、なかなか上手く設定出来ない。
 それは明らかに、私ではないから。

 書こうという気持ちがあるから、言葉を集める。
 書こうという気持ちがあるから、世界を知ろうとする。

 こういうその人をその人にしている核のようなものを、みんな持っているんだろうな。
 繰り返すけれど、お金を稼ぐ方法とは関係なく。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:41| 自分 | 更新情報をチェックする