2014年12月29日

経済学に関する本

 「経済学者」「変」
 という単語で検索してこのブログに来た方がいるようです。
「経済学者の言っていることって何か変じゃない?」
 と感じて調べてみようとしたのかな。

 経済学者が変かまともか私には分からないけれど、それがどんな学問か知らないと、考えることも出来ない。
 という訳で、私がこれまでに読んで興味深く感じた経済学に関する本をいくつか紹介したいと思います。

 まずは現在の経済学を肯定する立場で書かれた本。

 飯田泰之『世界一わかりやすい 経済の教室』
 佐藤雅彦、竹中平蔵『経済ってそういうことだったのか会議』


 どちらも会話形式で書かれている本なので、
「経済ニュースは知らない単語だらけで苦手!」
 という人でも、エッセイ集のように軽く読めると思います。

 ただ、経済理論を理解出来ても、納得は出来ないんだよね。
 現在の経済学を否定する立場で書かれた本も読んでみました。

 藻谷浩介『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く』
 佐伯啓思『経済学の犯罪 稀少性の経済から過剰性の経済へ』


 上の二冊より読みにくいかも。
 でも私はこちらの方が現在の社会の状況に合っている気がした。

 もう一つ、経済ではなく経営の視点から書かれた本。

 庭山一郎『はじめてのマーケティング100問100答』

 企業がどんな理屈で動いているかがある程度分かるので、消費者として勉強になる。
 マーケティングというとすぐ金儲け方法みたいに思う人もいるかもしれないけど、企業と消費者が適切な関係を結ぶのは大事なことだと思う。
 作る側と買う側、持ちつ持たれつなんだから。

 経済学は政治に直接影響を与えるし、企業活動がなければ日々の暮らしは立ち行かない。
 私が一番怖いと思うのは、
「きっと誰かが上手くやってくれるだろう」
 と信じていたのに、誰も上手くやってくれなかった、となること。

 これは正しい、これは間違っている、と決めつける前に、
「いったいどうなってるんだ?」
 とあれこれ調べることが大切だと思うのです。

 「知る」にはネットが便利ですが、「考える」ためには本の方が向いている気がする。
 読んでいる間、作者の考えに一度どっぷり浸かり、その後で同意したり反論したりする。
 ぜひ、色んな立場の本を読んでみてください。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:38| 読書 | 更新情報をチェックする