2015年01月04日

BLにおける「関係性」

 BLについての文章によく出てくる「関係性」というのが、何度説明を受けても理解出来なくて困っていたのだけど、ネットで見つけた、

 BL研究「属性が生みだした闇」

 という記事を読んでようやく少し理解出来た。
 「関係性」が理解出来た、というより、「関係性」を理解出来ない理由が理解出来た。

 私は人間関係を属性と属性のかけ合わせで考えることが出来ないのだ。
 たとえA君がツンデレでB君がサディストだったとしても、
 唯一無二のA君と唯一無二のB君の関係
 しか考えられない。

 ツンデレのC君とサディストのD君というもう一組のカップルがいたとして、
 A君とB君の関係 と C君とD君の関係
 は全く違うものになる。
 A君とB君とC君とD君はそれぞれ固有の性格や外見や人生経験を持っているはずだから。

 しかし関係性について語る人々は、A・B、C・D両方の関係を「ツンデレとサディスト」という属性と属性のかけ合わせで説明し始める。
 そんな風に人間の一部分を抽出することに何の意味があるのか、分からなかったのだ。

 その方が書きやすく、買いやすく(選びやすく)、読みやすい、のか……

 私は「人間と人間の関係」に強い興味を持っているので、もしかしたら「関係性に萌えている」という状態に当てはまるのかもしれない。
 しかしそれを属性で説明された途端、違和感を感じ始める。

 私は人間や人間関係を単純化して考えたくない。
 底知れないものを、底知れないものとして、そのまま受け入れたいのだ。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:25| 言葉 | 更新情報をチェックする