2015年01月06日

25円コロッケ

 高校時代、JR京浜東北線の蕨(わらび)駅の近くにあった肉屋で、コロッケを買うのが楽しみだった。
 高校名を言うとまけてくれて、1個25円になる。
(元の値段が思い出せない。30円のような気がしていたが、ネットで検索すると35円という情報が出てくる)
 その場でハフハフと食べるのだ。

 通学のために自転車で往復16キロ走っていたせいか、単に若さのためか、何だかいつもお腹が空いていた。
 食べても食べてもすぐにペコペコになってしまう。
 それでもコロッケは毎回1個ずつしか買わなかった気がする。

 25円のコロッケさえ買おうか迷うほど、お金がなかった。
 そのくせ吹奏楽部で使う楽器のためならお金は惜しくなくて、わざわざバイトして数万円ポンと出したり。
 もちろんその後はすっかんぴんだ。

 部活の後の、寒い夜の、熱々の、25円コロッケ。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:35| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする