2015年01月09日

異物混入

 30年以上前の話。
 私はたぶん幼稚園児だったと思う。

 イカの形をしているお菓子があるでしょう。
 カリカリして、けっこう硬いの。
 あれを食べていたのです。
 そうしたら、食感がいつもと違う。

「お母さん、何か、伸びるよー」
「イカだからでしょ」

 そうか、と思って噛もうと思うが噛み切れない。
 ???と思って口を離すと、イカから輪ゴムが出ていた。

 母もようやく娘の危機に気付き(イカだからでしょ、じゃねーだろ!!)
 情熱的な苦情の手紙を添えて、食べかけ・輪ゴム入りのイカを製造元に送ってくれた。

 しばらくするとその会社から、お詫びの手紙とともに、ダンボール箱いっぱいのお菓子が送られてきた。
 輪ゴム入りを作った会社のものをその直後に大量に食べるってどうなの、と今なら思うけど、特に気にせず美味しくいただいちゃった気がする。

 おそらく食品への異物混入は日々あちこちで起きているのだろう。
 報道されるものと報道されないものは何が違うんだろうね。

 そう言えば子どもの頃、毒入りのお菓子のことはよくニュースになった。
(グリコ・森永事件。グリコと森永は被害を受けた側なのでご注意を)
 毒じゃなきゃセーフ、の時代だったのか。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:39| 思い出 | 更新情報をチェックする