2015年01月20日

福井のユダヤ人

 舞城王太郎の「煙か土か食い物」は福井県が舞台で、ユダヤ人が出てくる。
 最初に読んだ時には「何故福井にユダヤ人?」と不思議だった。
 すごく唐突な気がして、意外性を出すためかな? と勝手に解釈していた。

 そうしたら、敦賀港にユダヤ難民がやって来てたのね、実際に。
 第二次世界大戦中、杉原千畝が出したビザで。
 この人を主人公にした演劇を高校時代に見たのだけど、日本のどこに来たかまで覚えてなかった。

 「煙か土か食い物」はストーリーがけっこうハチャメチャなので、史実を織り込んでいるなんて思いも寄らなかった。
 地元の人が読むと、もっと色んなことに気付くのかもしれない。

 郷土史って物語のアイデアの宝庫だよな。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:29| 読書 | 更新情報をチェックする