2015年03月05日

ネットのない最後の青春

 インターネットは1995年(私は大学1年)頃に一気に普及したので、
「私たちはネットのない最後の高校生だったんだな」
 と気付いた。

 高校1年の時(1992年)携帯電話を持っていたのはクラスでたった1人だった。
 その子の親は経営者だったから、会社のを勝手に持ち出していただけかもしれない。
 クラスの女子たちに、
「金持ちなのを自慢して」
 と陰口を叩かれていた。スネ夫状態。

 大学4年の時(1998年)母校に教育実習に行ったら、授業中に携帯をいじっている生徒が大勢いて驚いた。
 まあ、この時代の携帯で出来たのはショートメッセージを送るくらいだから、授業中に回す手紙が電子版になった程度のものだったのかな。

 どうでも良いけど教壇から生徒が何してるか丸見えだからね。
 時間のムダになるからいちいち注意しないだけで……

 現在ではもう、教室にいながら全員がネット上に行けるのだろう。
 そういう高校生活がどんなものなのか、うまく想像出来ない。

 ただでさえ思春期の人間関係は面倒臭いのに、それがネットにも波及したらかなりキツいのではないか。
 特にトラブルになった時。
 トラブルなんて高校では日常茶飯事というか、トラブルこそが高校生活、って感じだったんだけど。
 子どもの頃からネットがあった世代は、うまいこと切り抜ける方法を身に付けているのかな?

 別の見方をすると、
「学校で孤立しても、ネット上に居場所がある」
 というのは悪くないかもしれない。
 私たちの頃は「世界=学校」で、そこで失敗したら取り返しがつかない感じだった。

 ネットがない青春。
 ネットがある青春。
 ほんの数年の差で、私たちは互いの青春の様相を想像出来ないのだ。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:12| ネット | 更新情報をチェックする