2015年05月12日

ゆっくりと少しだけ

 平易なものを速く大量に消化するより、難解なものをゆっくりと少しだけ味わう方が好きだ。
 何となくそうじゃないかなとは感じていたけれど、Twitterで自分の情報の処理能力の低さを思い知ったり、好きなものについて話すたび「難しいでしょう?」と言われたりして、ようやくはっきり分かってきた。

 難解なものが好きと言っても、それをすぐ理解出来る訳じゃない。
 頭や心をモヤモヤさせて、
「いったいこれはどういうことなのかなぁ……」
 と考え続けるのが楽しいのだ。

 考え続けると(もちろん途中、忘れて、ある時全く関係ない場所でヒントをもらって)
 10年後くらいに、
「あっ!」
 と答えを見つけたりする。

 現代人に求められるのは「速く大量に」の方で、難解なものを好むと気取っているように思われたりする。
 けれども単純に「心に合うか、合わないか」だ。

 「速く大量に」が合う人は、どんどん速く大量に知識を出し入れしたら良いと思う。
 「ゆっくりと少しだけ」の人たちは、急流に巻き込まれないようにしよう。
 方法は違っていても、それぞれ得られるものがちゃんとあるのだから。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:22| 自分 | 更新情報をチェックする