2015年05月14日

女の体

 女に生まれて良かった、と思うのは、堂々と女湯に入れることです。
 私は女でありながら、女の人の体に憧れを感じている。
 性的に興奮するのではなくて、豊かさとか郷愁とか、何とも言えない切ないような気持ちになる。

 これまでで一番綺麗だったのは、高校時代、部活の合宿中に風呂場で偶然見ることになった、Y先輩の裸だ。
 学年ごとに入浴の時間は決まっていたはずで、先輩が遅かったのか私が早かったのか忘れたけれど、先輩は突然入ってきた私に驚くこともなく、ゆったりと髪を洗っていた。
 先輩の体は均整が取れていて、肌は全身真っ白で、目に焼きつくほど美しかった。

 男性向けのポルノのような、媚を売る裸は好きじゃない。
 自分の肉体の価値に気付いていない、もしくはすっかり忘れ去っている、無防備な女の体が好きだ。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 22:50| 思い出 | 更新情報をチェックする