2015年06月17日

接客技術としてのオネエ言葉

 近所のチェーンのクリーニング屋さんは安かろう悪かろうで仕上がりがイマイチなので、少し離れたところにある個人経営のお店にお願いすることがある。
 集配サービスを利用するのだけど、来てくれるおじさんがちょっとオネエ入ってる。
「〇〇ランドリーでっすぅ〜♪」
 って感じ。

 でもこの人、100%オネエという訳ではない。
 クリーニングに出す服を確認したり、お金のやり取りをする時、つまり客である私と話している間だけ、オネエっぽくなる。
 料金を計算するための機械をいじりながらつぶやくのは、落ち着いた男言葉。
 おそらく素に戻っているのだろう。

 オネエであることを隠している人が、驚いた拍子に素に戻って女っぽい叫び声を上げる、というのはよくありそうなことだけれど、このクリーニング屋さんはその逆。
 もともと普通の男性で、女性のいる家を訪問して商売するにあたり、警戒感を持たれない接客を…… と心がけた結果が「オネエ」だったのではないか。

 確かに男性的な態度を取られるよりリラックス出来る。
 家にDちゃん以外の男の人が来ると、怖くて疲れるから。

 オネエ言葉は一部の人たちの特殊な言葉ではなく、全ての男女にとっての宝だと思う。
 女性を相手にする営業の人は練習してみたらどうか。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:13| 言葉 | 更新情報をチェックする