2015年06月23日

杉浦日向子「百日紅」のこと

 いつの間にか杉浦日向子の漫画「百日紅(さるすべり)」がアニメ化されていてびっくり。
 公式サイトを見に行ったら(これ)う〜ん、お栄ちゃんってこんなにまゆ毛太かったっけ?

 葛飾北斎の娘、お栄の物語。
 北斎だけでなく、渓斎英泉や歌川国直など浮世絵師が沢山出てきます。
 基本的に史実を元にしているのだと思うけれど、怪奇現象が日常茶飯事として描かれるのが面白い。
 電気もなく、今より解明されていることも少ない江戸では、闇や謎を幻想で埋めながら暮らすのが普通だったのかもしれない。

 このアニメがきっかけになって原作を読む人が増えると良いな。
 これで絵師の名前を覚えると、浮世絵展が楽しくなるよ。
「あっ、善ちゃん(渓斎英泉)の絵だ! テツゾー(葛飾北斎)はやっぱ違うな〜」
 と友だちが描いた作品みたいに感じる。

 絵師ではないキャラの中では大汐太夫が好き。
 惚れた男に裏切られても、なお愛し続けて男を手に入れてしまう強さ。
 どの登場人物も、心の中に生きているように感じるのがすごいなぁ。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:25| 読書 | 更新情報をチェックする