2015年06月28日

三宅島のガイドマップ

 三宅島のガイドマップを持っている。
 たぶん、東京都内の島の特産品を集めたイベントで、三宅島のクサヤを買った時にもらったのだと思う。

「噴火の爪跡は島内各所で見ることができます。島全体がまるで火山博物館のようです。三宅島にお越しになった際には、地球の息吹を全身で感じてみてください」

 と書いてあって、
「三宅島、ポジティブだなぁ!!」
 と心打たれたのだけど、考えてみたら「日本」だって同じだよね。

「噴火の爪跡は国内各所で見ることができます。国全体がまるで火山博物館のようです。日本にお越しになった際には、地球の息吹を全身で感じてみてください」

 三宅島の避難指示が解除され、住民が島に戻ったニュースを見た時(2005年)
「どうしてわざわざ火山のそばで暮らそうとするんだろう」
 と疑問に思った。

 東日本大震災が起きた時に、ようやく三宅島の人たちの気持ちが少し分かった気がした。
 余震が続き、原発まで爆発したのに、国外に引っ越そうとまでは思えなかった。

 言葉、環境、制度、Dちゃんの仕事、実家の家族。
 私の根っこは良くも悪くも日本に深々と埋まっている。
 世界の基準で見たら三宅島と大して変わらない、火山国に住み続けるしかない。

 何もかもうっちゃって知らない国で暮らせたら、と時々夢見る。
 もちろん実現不可能なので、三宅島のポジティブさから学ぼうと思う。

 遠い場所で見つかるものもあれば、今いる場所でしか見つけられないものもある。
 きっと。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:26| 考え | 更新情報をチェックする