2015年09月11日

野村哲也「イースター島を行く―モアイの謎と未踏の聖地」感想

 モアイで有名なイースター島を紹介する本、つまりノンフィクションなのだけど、読んでいる間ずっと、ファンタジー小説の世界にいるような気持ちだった。

 島内のあらゆる場所で大切にされている「マナ(霊力)」
 他の部族のマナを奪うために行われたという「モアイ倒し戦争」
 「地球のへそ」と呼ばれる石のRPGっぽさ(触ったら絶対MP回復する)

 紐パン一丁でモアイの横を駆け抜ける、筋肉ムキムキの男たち。
 貝殻で作った衣装を着た女たちの、健康的で力強いエロス。

 現地の言葉「ラパ・ヌイ語」の可愛らしい響き。
「マウルル、マウルル(ありがとう、ありがとう)」
 写真でさえ圧倒される美しい大自然。

 今年の夏は私もDちゃんも忙しくて旅行に行かれなかったけど、この本を開くたびイースター島で冒険することが出来た。
 実在する、幻想の島。

 税込み1080円の旅。
 本って素晴らしい!
 新書って素晴らしい!!

 そう、大きな写真集ではなく、文庫よりちょっと縦長なだけの新書サイズで、それにもかかわらずカラー写真が贅沢に使われているのが、良いのよ〜
 どこにでも持っていける。

「お金はないけど遠くまで旅行したい!」
 という人はぜひどうぞ。

カラー版 イースター島を行く―モアイの謎と未踏の聖地 (中公新書) -
カラー版 イースター島を行く―モアイの謎と未踏の聖地 (中公新書) -
posted by 柳屋文芸堂 at 10:29| 読書 | 更新情報をチェックする