2015年10月23日

映画「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」感想

 生前には作品を発表せず、死後注目されることとなった「ヴィヴィアン・マイヤー」という女性写真家の生涯に迫るドキュメンタリー。

 写真って本当に面白い。
 一目見ただけで、撮影者が世界から何を見つけ出そうとしているか、すぐに分かるから。

 ヴィヴィアン・マイヤーが見つけたかったのは、人間の本性だと思う。
 人々の隙を狙って写真を撮ることで、表面には滅多に浮き上がってこない「何か」を暴き出そうとした。
 そのことに取り憑かれていたように感じる。

 これほど強い欲望を持ちながら「普通の人」として生きるのはさぞ大変だったろうな…… と泣けた。
 ずっと乳母として働いていたらしい。
 こんな変人に子供を預けちゃうなんて、アメリカ人、ちょっと雑なんじゃないか。

 ヴィヴィアン・マイヤーの写真展もやって欲しいなぁ。
 プリントしたものをじっくり鑑賞したい。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 02:59| 映画・映像 | 更新情報をチェックする