2016年05月05日

「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」感想

 武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の、
「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」
 に行ってきました(公式サイトはこちら

 それほど大きな展示スペースではないので、だいたい1時間くらいで全部見られました。
 (マニアな方は3時間眺めても足りないかもしれないけど……)
 閉館間際だったせいか混雑しておらず、ガラガラでもなく、ちょうど良い人の入り。

 大好きな「11人いる!」「銀の三角」「マージナル」等の原画に大興奮!
 文庫本ではモノクロ印刷になってしまっているカラーページに、
「こんな色だったのか〜」
 と感動したり。「スター・レッド」の赤も鮮やかでした。

 初期から現在まで、約40年間の作品が並んでいるので、時代に合わせて画風を変化させていったのがよく分かる。
 私は初期の優美な線が好きなのだけど、それをそのまま書き続けていたら時代遅れになってしまっただろう。
 「過去の名作の作者」ではなく「今、活躍している漫画家」でい続ける努力を思うと心が震える。

 その証拠に、一番美しいと思ったのは最近の作品である、
「世界の中心であるわたし」
 の扉絵だった。色んな方向を向いて手を上にかざす少年少女?たち。
 (ストーリーを知らないのでごめんなさい。「バルバラ異界」に入っているらしい。読まねば!)

 可愛くて、神秘的で、ずっと眺めていたかった。

 展示室を出ると、萩尾望都とヤマザキマリ(テルマエ・ロマエの作者)の対談映像が流れていた。
 ヤマザキマリがやたら暑苦しく「21エモン」について語っていて、読みたくなったよ。
 何で自作でも萩尾望都の作品でもなく藤子不二雄の話なの……

 萩尾望都の話し方は恥ずかしがり屋の少女のようで、その愛らしさに「はう、はう」と変な声が出ました。
 時間のある人は対談を全部見るとお得ですね(私は終盤しか見られなかった)

 5月29日まで開催。
 5月6日から一部展示替えがあるそうです。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:59| 美術 | 更新情報をチェックする