2016年11月19日

映画「殿、利息でござる!」感想

 コメディータッチの人情話で、落語みたいに楽しめた。
 貧しさのあまり夜逃げが相次ぐ宿場町で、
「大金を集めて藩に貸し、利息を取ろう!」
 というプロジェクトが始まる、というストーリー。

 何が嬉しかったって、西村雅彦をひっさびさに見られたこと!
 いや、ずっと活躍されていたのでしょうけど、私は12年間テレビの無い生活をしていて、邦画も全然見ていなかったから……

 あの人の芝居がかった芝居、最高ですよね!
 いつも同じような演技という訳でもないのに(にこりともしないシリアスな役も好きだ)西村雅彦はどこに出てきても西村雅彦以外の何者でもない。
 画面の中での異物感が一緒。

 最近は色んな役になりきる役者さんのことを「カメレオン俳優」と呼ぶようですが、どんな作品にも染まらない個性というのも素敵だし、必要だと思う。
 特に笑いは調和の破壊によって生じることが多いから、こういう人が登場するとそれだけでニコニコしちゃう。
 ほんと私、笑える話が好きなんだな〜

 藩主役の羽生結弦が綺麗だった!
 素人とは思えないほどセリフ回しがしっかりしており、お殿様の雰囲気が出ていた。
 あれだけスタイルの良い人が着物を着ていると、何だかもったいない感じがするけど。

 妻夫木聡は複雑な事情を抱えた切ない役で、静かに抑えた演技が良かったです。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 03:11| 映画・映像 | 更新情報をチェックする