2016年12月14日

映画「この世界の片隅に」感想(続き)

 リンさんの出番が少なくなっていたせいで、周作さんが一途な人みたいになってたね。
 原作を読んだ時に私は、
「リンさんのことで悩んだ周作が、子供の頃に自分を助けてくれた女の子なら再び自分を救ってくれるに違いない、と考え、すずさんを探し出した」
 という風に解釈していた。
 映画の描き方だと「子供の頃からずっとすずさんを思い続けていた」ように受け取れるよね。

 それもあって、周作さんがすずさんを説得する場面は、原作より映画の方が情熱的に見えた。
 この作品に限らず、心情の描写は漫画や小説の方が細やか、映画の方がドラマチックになることが多いように感じる。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 09:24| 映画・映像 | 更新情報をチェックする