2017年01月04日

映画「のぼうの城」感想



 埼玉県行田市にかつてあった忍城(おしじょう)の物語。
 城の人たちと村人たちの距離が近くて、風の谷のよう。
 田植えを終え、村中が緑に輝き、城主のいとこである「のぼう様」も喜び踊っている。

 そんな田舎城に、豊臣秀吉の軍が攻めてくるという。
 どうしてここで戦わなきゃいけないのと切なくなった。

 この時代の戦い方ってえげつないんですね〜
 鉄砲ガンガン使うし、油をまいて火を付けたりもする。
 挙句の水攻め。
 小さな城一つを落とすために、あたり一帯を水浸しにするなんて、石田三成、酷くないですか……

 のぼう様を演じたのは狂言師・野村萬斎。
 戦うのが当たり前の時代に「平和に楽しく暮らしたい」と願うのは、まさに狂気。
 まっとうで、だからこそ愛される狂いっぷりを、舞と歌で見事に見せてくれました。

 戦いの話だから、当然死者も沢山出てくる。
 それでものぼう様の祝祭的なキャラと演技のおかげで、正月最初に見る映画にぴったりでした。
 何も考えずに選んだのだけど。

 最後の方に現在の行田市の映像が流れてニヤニヤ。
 のぼうの城に行けなかった行田旅行記(これ)もぜひどうぞ〜
 
posted by 柳屋文芸堂 at 17:02| 映画・映像 | 更新情報をチェックする