2017年06月26日

テレビドラマ「フランケンシュタインの恋」感想

 フランケンシュタインの恋、昨日が最終回でした。
 ドラマをリアルタイムで最初から最後まで見たのは2002年の「HR」以来で15年ぶり。
 長編小説を読み終えたような充実感がありました。

 主演の綾野剛が目的だった訳ですが、見ていて一番興奮したのは十勝さん(山内圭哉)
 一応カタキ役で善人ではないのだけど、完全な悪人でもない。
 その場の状況によって感情が大きく振れ、瞬間瞬間で良い人に見えたり悪い人に見えたりする。

 下手な人がやったら「演技の定まらない人」になりそうなところを、十勝さんは常に100%十勝さんで、内面だけが見事にリアルにぶれてゆく。
「現実の人間って、こうだよねえ!!」
 と唸ってしまうキャラだった。

 玉名さん(大西礼芳)も色っぽくてステキでしたね〜
 怪物もヤンキーも全部まとめて面倒見ちゃう包容力。
 彼女が出てくるたび、私はニコニコしていたと思う。
 毎回、画面を通して会えることが嬉しかった。
 
 美琴(川栄李奈)も可愛かったなぁ!
 つっぱってしゃべる様子も良かったし、激しい感情を抱えたままじっと黙っている時の瞳が綺麗で。
 美琴と研さん(綾野剛)のやり取りは、可笑しかったり優しかったりでどれも大好きだった。

 深志博士(斎藤工)はそんなに出番は多くなかったのに、少ないセリフから人間を嫌いつつ人間を求めている気持ちが伝わってきて、凄いな〜 と。
 西洋ファンタジーのような風貌が120年前の背景と上手く重なって「フランケンシュタイン」という言葉に合った雰囲気を作り出していましたね。

 研さんには当然めろめろで、あまりの愛らしさにテレちゃって直視出来ないくらいでした。
 そして研さんからの影響でどんどんピュアになっていく綾野剛が…… もう……
 
 サキタハヂメさんの音楽も幻想的かつ前向きで、サウンドトラックを買おうか考えている。
 演奏にのこぎりが使われていると知り、びっくり。
 あの、みょーん、って音がそうなのかな?

 主題歌の「棒人間」は人間の世界で生きていく大変さが凝縮されていますよね。
 お話の最後にこれが流れると、
「ああ!」
 と毎回叫びたくなった。

 オーディオコメンタリーやフラ恋絵大賞など、ファンを大切にした企画も多くて幸せだった。
 私はやきのりさんげげたさんという方が描かれる「フランケンシュタインの恋」のイラストが大好きで、毎週楽しみにしていました。
 ありがとうございました!

 放送が終わってしまって寂しいけれど、ドラマで出会った登場人物たちは私の心にちゃんといる。
 これからも時々思い出して、人間の欲望や思いやりについて考えてみたい。

 第一話を見た後でうっかり書いてしまった二次創作はこちら
 これも良い思い出です。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 18:01| 映画・映像 | 更新情報をチェックする