2017年10月26日

昭和お茶の水ガール

「鳩山一郎がオープンカーに乗ってやって来て、
 一方で社会党の浅沼(稲次郎)は、トラックの荷台で演説!
 始まったな、と思ったら、職場をぱっと飛び出て聞きに行くの」

 おそらく昭和30年頃の話。
 母は当時、東京・お茶の水で働いていた。

「お母さん、若い頃おしゃれだったよね」
「そうね、既製服は着たことなかったわね」

 全部オーダーメイドである。
 おそらく仕立屋さんが大勢いて、今ほど高価ではなかったのだろう。

 体にぴたっと合った服を着た、八重歯の似合う、勝ち気な女の子が、演説を聞きに街に走り出る。
 何だか明るい光景だなぁと思った。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:44| 家族 | 更新情報をチェックする