2019年09月20日

鳥取大山登山旅行記〜妖怪もちょっとだけ〜その3

鳥取大山登山旅行記〜妖怪もちょっとだけ〜その2の続き)

 ガンバリウスでタクシーを呼んでもらい、ホテル大山しろがねへ。チェックインの時、登山に持ってゆくお弁当を頼めるか尋ねたところ、大丈夫ですとの答え。前日までなら注文を受けてくれるらしい(当日にお願いして買うことは出来ない)

 事前予約なしでも星空観察会に参加出来ると分かり、慌てて部屋に荷物を置いて集合場所へ向かった。Dちゃんはけっこう酔っていたので部屋で休むことにし、私一人での参加。親子連れなど20人ほどが集まった。

 まず星を天井に映す装置を使い、ホテルの入り口を簡易プラネタリウムにして、お兄さんが今夜見える星座を教えてくれた。その後みんなでマイクロバスに乗り込み、近くのスキー場へ移動。木がないので空を広々見渡せる。しかし半月ながら月の光がものすごく強くて、北斗七星のような有名なものは判別できたものの、暗めの星や天の川は見えなかった。天体観測をするには場所だけでなく、新月の日を選ぶのが大事だと学んだ。

「この月の明るさを逆手に取って、月を見ちゃいましょう」
 お兄さんはそう言いながら、月の表面に焦点を合わせた望遠鏡を覗かせてくれた。これまでに写真や映像で何度も見た通りにクレーターがいっぱいあって、何だか冗談みたいだった。土星にも「土星のイラスト」のような輪がある。
「望遠鏡に土星のシールを貼っている訳じゃないですからね〜」

 解説役のお兄さんを含め、ついてきてくれたホテルの人たちはみな親切だった。寝転がって星を眺められるように、敷物が配られた。横になり、体の力を抜いて、夜空をぼんやり見つめ続ける。シンプルで、心の静まる素敵な時間だった。

 お兄さんは地平線のあたりに散らばる無数の光を指さし、
「あれは街のあかりではなく漁火(いさりび)です。今は一生懸命イカを獲ってます」
 えー!! あれ船なの?! 私にとっては星より珍しく、驚いた。

 星と漁火を充分に堪能し、1時間ほどでホテルに戻った。
 部屋は和風で古めかしく、ベッドではなく布団で寝る。トイレは新しいものに改装してあり快適だった。

 テレビもネットも見ないで早めに寝た。
 おやすみなさい。

鳥取大山登山旅行記〜妖怪もちょっとだけ〜その4に続く)
posted by 柳屋文芸堂 at 00:39| 旅行・お出かけ | 更新情報をチェックする