2021年09月15日

季語の本

季語の本を読んでいます。

春夏秋冬を楽しむ 俳句歳時記 - 由季, 日下野
春夏秋冬を楽しむ 俳句歳時記 - 由季, 日下野

これは月ごとに分けて季語が載っていて、

美しい日本の季語―365日で味わう - 兜太, 金子
美しい日本の季語―365日で味わう - 兜太, 金子

こちらは日ごと。
普通の読書みたいにぐんぐん読み進めるのではなく、9月には9月の章、9月15日には9月15日のページだけを読むようにしています。

わたしの好きな季語 - 弘美, 川上
わたしの好きな季語 - 弘美, 川上

この本を冬のうちに全部読んでしまって、季節に合わせて読めば良かったと反省したので。
3冊とも心穏やかになる素敵な本です。

9月は月に関する季語が多く、どれも美しい。
待宵 良夜 十六夜(いざよい) 宵闇

季語というと俳句に使うものと思いがちだけれど、季語だけを愛でても良いと、川上さんの本から教わった。
季語をアンティークの首飾りにたとえる文章は素晴らしい。
使っても良いし、眺めても良いんだ。

季語を意識すると、家の中の単調な暮らしも、季節によってゆっくり変化しているのだと、実感できます。

近所の和菓子屋に、
「9月21日は定休日ですが、十五夜なので営業します」
という貼り紙があった。月見だんごを売るらしい。

おはぎの時期でもあるし、どちらを買うか悩むな……
 
posted by 柳屋文芸堂 at 08:30| 読書 | 更新情報をチェックする

2021年09月14日

杉浦日向子「百日紅」

百日紅 上 (ちくま文庫 す 2-8) - 杉浦 日向子
百日紅 上 (ちくま文庫 す 2-8) - 杉浦 日向子

百日紅 下 (ちくま文庫 す 2-9) - 杉浦 日向子
百日紅 下 (ちくま文庫 す 2-9) - 杉浦 日向子

ついうっかり読み直してしまった。
やっぱり最高ですね。
「四万六千日」「波の女」「野分」が特に好き。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 13:42| 読書 | 更新情報をチェックする

2021年08月28日

せやろがいおじさん「せやろがい!ではおさまらない」感想

せやろがい! ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか? - - せやろがいおじさん
せやろがい! ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか? - - せやろがいおじさん

この本、面白かった!
自分の中の差別意識と向き合ったり、せやろがいおじさん(榎森耕助さん)偉いなぁ。
他人の差別を指摘することは出来ても、自分が何をどう差別しているのかとらえるのは難しい。
多くの差別は無意識のうちに行われるから。 

国内の声より海外の声の方が日本を変える、という意見になるほどと思った。
沖縄在住だけあって沖縄の基地問題の解説が丁寧で分かりやすい。

私も自分の考えをアップデートしていかないと。
そしてささやかでも自分の意見を発信していこう。

せやろがいおじさんの動画では、



松ちゃんが若い頃、大先輩を批判していたのを思い出し、桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」的な世代交代を感じて胸が熱くなりました。



あとこれの「ネトフグ」が好き。

せやろがいおじさんの少し前の動画を見ていると、日本のダメな政治・政策のアーカイブになっていて、笑えるやら腹立つやら悲しいやら……
これからも応援したいです。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 10:31| 読書 | 更新情報をチェックする

2021年04月30日

オカワダアキナ「ミントマイナスマイナス」感想

 しばらく小説を読んでいなかったので、まず「小説を読んでいる」という感触にじーんとした。
 うんうん、エッセイとは違うこの感じ。私がいる「この世界」そのものではなく、現実世界を一度心に吸い込んで、言葉によって組み立て直した世界。「小説で描かれる世界」は「この世界」より小さく、強固で、元気がないと私はそこに入ってゆけない。

 冒頭、
「年寄りは導火線が短くよくわからないことで急に腹をたてる」
 という文章で笑ってしまった。うちの「ママ氏」もそんな感じなので。
 次にそういうことがあったら「今日のママ氏はなんだか元気なんだなあ」と思うようにします。

 久々におかさんの文章を読む喜び。
 彼女は本当に世界をしっかり見ている。
 私が単に「デカい建物」と認識して終わらせてしまうようなものの、色や手触り、におい、その建物が過ごした年月、そこにいた人々、行われた物事まで、細やかに感じ取っている。

 曖昧なものへの誠実さも、彼女の文章の特長だと思う。
 たとえば自分の欲望の不確かさについて考える場面。
 自分の欲望はどこから来たのか、自分にとって何が自然なのかと考えるが答えは出ず、さらにその疑問が薄れるところまで書く。

 心の中のモヤモヤを言葉にするのはすごく難しい。
 言葉にした途端、モヤモヤは明確になり、それはモヤモヤではなくなってしまう。
 おかさんはモヤモヤの元の形を壊さないよう気をつけながら、主人公の感情の振幅に言葉を与えてゆく。

 友だちとの距離についての話もそうだ。
 好きだから会う、嫌いだから会わない、だけでは説明のつかない人間関係の微妙な側面を、主人公の他者への視線によって表現している。
 ああ確かに、私も好き過ぎる人とは長く付き合えなかった。
 欠点を冷静に見られる相手とだけ、連絡を取り続けている。

 鹿の角とドローンの骨組みが枝を伸ばし、団地、コンテナ、倉庫、箱型ロボット、ベール(荷物を圧縮して梱包したもの。ここではサイコロ状の服の塊)など、四角いものが次々登場し、その間を川や髪、風と息が流れる。いくつかの主題が変奏されてゆくさまが、音楽のようでもあり、絵画のようでもあった。

 おかさんの文章についての文章を書くのは楽しいなぁ!
 もしかしたら私はおかさんがこの小説で伝えたかったことを全く読み取れていないのかもしれない。
 核心に辿り着けない私にがっかりしただろうか。
 かえってホッとしたかもしれない。
 私たちは今、すごく疲れているから。

 この感想を書いて「小説読みのリハビリ」が出来た。
 それは病気で弱った私にとって、想像以上に大切な感覚だった。
 ありがとう。
 
※黄色い文字の部分は本文からの引用です。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:02| 読書 | 更新情報をチェックする

2021年04月14日

佐野洋子「役にたたない日々」



佐野洋子さんのエッセイ、初めて読みました。
迫力があった。

気に入った部分を書写。
万年筆はラミーサファリEF、インクは色彩雫シリーズの山葡萄。

サファリに色彩雫を入れるとすごく書きやすい!
ラミーが出している純正インクより書きやすい!

万年筆とインクの相性って面白いね。
個体差や字幅にもよると思います。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 13:27| 読書 | 更新情報をチェックする

2021年04月10日

小川洋子・平松洋子「洋子さんの本棚」



小川洋子・平松洋子「洋子さんの本棚」から印象的だった部分を。
万年筆は賀茂なす、インクは桜森です。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 14:25| 読書 | 更新情報をチェックする

2021年02月02日

趣味どきっ! 本の道しるべ

posted by 柳屋文芸堂 at 16:35| 読書 | 更新情報をチェックする

2020年12月30日

小川洋子さんのエッセイ

小川洋子さんのエッセイにハマっています。



病気で心が弱っているので、こういう言葉にすがってしまう。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 22:10| 読書 | 更新情報をチェックする

2020年12月27日

今読んでいるのは

わたしの好きな季語 - 弘美, 川上
わたしの好きな季語

川上弘美さんの「わたしの好きな季語」
俳句の本、好きなんですよ。

あっ、先週は、

ほしとんで04 (ジーンLINEコミックス) - 本田
ほしとんで04 (ジーンLINEコミックス) - 本田

「ほしとんで」の最新巻を読んでいました。

なんでこんなに俳句の本が好きなんだろうな〜
読んでいると幸せな気持ちになります。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 11:48| 読書 | 更新情報をチェックする

2020年10月15日

書写

村上春樹「職業としての小説家」をパラパラ見ていたら、書き写したくなる文章がいくつかありました。万年筆とインクは「賀茂なす」です。



ちょうど今、きつい思いをしているところだったので、この文章にすがりたい気持ちに。
実を結ぶというか、乗り越えて成長できると良いな……



村上春樹が初めての小説を書くのに使ったのは、セーラーの万年筆だったんですね!
最初に読んだ時は気付かなかったな〜 万年筆のメーカーなんて意識していなかったから。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 22:37| 読書 | 更新情報をチェックする