2015年07月30日

素粒子物理学についてどう思いますか?

 昨日の夕方のラジオ番組(NHK第1「先読み!夕方ニュース」)のおたよりテーマが、
「素粒子物理学についてどう思いますか?」
 で、思わず吹き出してしまった。

 ハードル高くないかね?!
 南部陽一郎が亡くなったからだとは思うけれど、普通の人は「物理学」だってあんまりよく分かってないのでは……

 実を言うと私は、量子力学と素粒子物理学の境目がどこだか分からない。
 量子力学は好きで、素粒子物理学は苦手だったから、話を理解出来なくなってきたら素粒子物理、なのかもしれない。

 素粒子物理学って、〇〇粒子を説明するために△△粒子を、△△粒子を説明するために××粒子を…… とマトリョーシカみたいでキリがないな、というイメージ。
 番組に出てきた村山斉という研究者の人は、対称性の破れを東洋思想と結びつけて解説していて面白かった。

 せっかく物理学科を出たのに、勉強を続けてないので色々忘れてしまったのが残念。
 記憶が完全に消えてしまう前に、たまには関連本を読んで思い出さないとね。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:30| 勉強 | 更新情報をチェックする

2015年05月09日

歴史に興味が湧いてきた

「歴史小説って、どこまでが本当なんだろう?」
 と言ったら、
「色分けされていたら分かりやすいよね」
 とDちゃん。

「色?」
「文字の色を変えるんだよ。複数の文献で確かめたことは『黒』
 一つの文献にしか書かれていないことは『灰色』
 作者が想像した部分は『薄い灰色』とかさ」

 色の薄いページが多いほど「創作の要素が強い」と判断出来るわけだ。
 便利だね。

 しかし「事実とは別の真実」みたいなものが出来てしまう場合もある。
 例えば弁慶。
 伝説が多過ぎて、実在の人物というより物語の登場人物のような印象がある。
 実際の弁慶は、我々が知っている弁慶と、全く違う人間なんじゃなかろうか。

 歴史学者が「ウソの部分」を慎重に取り除いて、実在の弁慶に近い弁慶を描いたとしても、
「そんなの弁慶じゃない」
 と言われてしまう気がする。
 人々の想像が現実を凌駕してしまっているのだ。

 学生時代、年や人名を沢山暗記させられる歴史の授業が嫌いだった。
 でも、本や新聞や演劇などで「過去」に触れるたび、
「これって本当なのかな? 当時の権力者や、今の政府や、大衆の想像力で、歪められた事実も混ざっているんじゃないかな?」
 と考えるようになってから、歴史ってけっこう面白いかも、と思うようになった。

 100%正しいとされるものを押し付けられるより、不確かなものを元に思考する方がずっと楽しい。

 この記事を書くために歴史のことを検索して知ったのですが、最近の教科書では鎌倉幕府の成立って1192年じゃないそうですね。
 イイクニ作ろうじゃなくなっちゃったんだ……

 篠俣胡瓜さんという人の書いた、
「1192(イイクニ)作ろう鎌倉幕府はなぜ定説ではなくなったのか?」
 の説明が数学の証明のようで気持ち良いです。
「源、将軍やめ(て)るってよ」
 で笑っちゃった。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 01:58| 勉強 | 更新情報をチェックする

2015年03月01日

先生、先生じゃござんせんか……?

「聞き流すだけで良いんです!」
 という英語教材のCMがしょっちゅう流れるので、私もやってみることにした。

 平日午後0:25になったらNHKラジオ第2をつけて、
「ラジオ英会話♪」
 これなら無料。

 久々に聞いたのだけど(15年ぶりくらいか?)昔と同じように遠山顕先生が出て来てびっくり!
 うわ〜 変わらないな〜
 明るくて、でも無理にはしゃぐのではなく自然な感じで、大好きだった。

 放送を聞き流すだけじゃ英語は身に付かないと思うけど、遠山顕先生の声で楽しい気持ちになれるから、それだけでも良いかな。
 元気でいてくれて本当に嬉しい。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:21| 勉強 | 更新情報をチェックする

2014年08月22日

受験勉強の思い出

 中学三年の夏休み、図書館にこもって苦手な地理と歴史の単語を必死に覚えようとしたのを思い出す。
 結局あまり効果はなくて、受験に必要な五教科合計の成績は、夏休み後にガクッと下がっちゃったんだよな。

 子どもの方が記憶力が良い、というのは大ウソだと思う。
 どれだけ若くたって、興味のないものは覚えられない。
 脳みそに刻まれずスーッと抜けていく感じ。

 もし今、中三の私に声をかけられるなら、
「苦手なことを無理にやろうとするんじゃなく、得意な分野で入り口を見つけなよ」
 と言ってやりたい。

 好きな小説家の出身地を調べてみるとか。
 歴史を扱った漫画を読むとか。
 旅行のガイドブックの写真を模写するとか。
(当時、私は絵を描くのが好きだった)

 まずは興味を持たないと、効率が悪いことはなはだしい。
 もしかしたら、若い頃の苦労はそういう自分なりの教訓を得るために必要なのかもしれない。

 60歳の私は37歳の私に何を言いたがるだろうか。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:28| 勉強 | 更新情報をチェックする

2014年04月22日

歴史の勉強方法

 何度も書いている気がするけど、私はものすごく歴史が苦手だ。
 高校受験の時は社会の偏差値だけが異常に低く、図書館の学習室にこもって歴史ばかり勉強していた。
(にもかかわらず、成績はあまり上がらなかった……)

私「特に歴史上の人物の名前が覚えられないんだよねぇ」
D「のりは物語の登場人物の名前も覚えられないじゃん」

 そうなのだ。
 何しろ、
「スター・ウォーズのストーリーを説明してみて」
 と言われて、
「ヨーダが沼で、ちゃぽーん」
 と答えた私である(松尾芭蕉か!)

 しかし考えてみると、小説や映画の登場人物はすぐ忘れるが、漫画のキャラは割と覚えている。
 たとえば田村由美の「BASARA」
 架空の歴史物で、登場人物もかなり多い(名前の出てくる人だけで100人くらい?)
 それでもちゃんと顔が浮かぶし、名前だけでなく出身地やエピソードまで言える。

 よしながふみ「大奥」もそう。
 これで私は柳沢吉保や田沼意次がどんな人か知った。
 徳川家の歴代将軍も。
 学生時代は暗記しても暗記しても頭から抜けていったのに。

 まあ、全員私の中では女ですが。
 検索して男が出てくるとびっくりするよね!
 
 結論。
 教科書や問題集とにらめっこするのはやめて、歴史漫画を読むべきだったんだ。
 漫画の絵さえ手がかりに出来れば、無理に暗記しなくても自然に覚えられたはず。

 今からでも遅くない。
 足りない知識を補うために、歴史漫画をいっぱい読むぞ!!
posted by 柳屋文芸堂 at 01:50| 勉強 | 更新情報をチェックする

2014年04月04日

英語で読む村上春樹

 去年の4月から始まった「英語で読む村上春樹」の放送、明後日が最終回です。
 どの回も面白かったな〜
 翻訳者のルービンさんがどれほど丁寧に単語を選んでいるかがよく分かって、感動しました。

 と同時に、村上春樹を原文で読めるありがたさも感じた。
 例えば「かえるくん」は「Frog」、「みみずくん」は「Worm」なんだよね。
 「かえるくん」「みみずくん」という呼び方にある独特の雰囲気が消えちゃうのだ。
 バカバカしくて可愛くて、時に暗号のようにも感じられたりする……
 この単語を成立させるには、まずその国にゆるキャラ文化が無いといけないのかもしれない。

 全体的に見て、英訳の方が村上春樹のクセが薄まっている印象。
 村上春樹嫌いの人は、英訳を読んだ方が物語の主題を素直に受け取れるのかも。
 なまじっか日本語が分かるせいで村上春樹を楽しめない、ということが起きている訳だ。

 「英語で読む村上春樹」は放送だけでなく、テキストも素晴らしかった!
 単語・文法の説明が細かくて、辞書無しで読み進められる。
 解説を書いてくださった侘美真理さんに感謝。
 あまり一生懸命に地味な仕事をこなしていると、かえるくんが家に来ちゃうよ!

 2013年度だけの特別企画かと思っていたら、今年度もまたやると知ってバンザーイ!
 先生が変わっちゃうんだけど。
 どんな先生なのかなー ドキドキ(学生気分)
 私が知らない世界の見方を、いっぱい教えてもらえますように。
posted by 柳屋文芸堂 at 03:08| 勉強 | 更新情報をチェックする

2014年02月21日

歴史の信憑性

 歴史問題(慰安婦とか)のニュースを聞くたび、
「実際にあったか無かったか、どうやって決めるのだろう?」
 と不思議に思う。
 もちろん歴史学者にはこれまで積み上げてきた学問的手法があるのだろうけど、結局のところ、タイムマシンに乗ってその場に行ってみなければ、本当のことは分からないような気がする。

 例えば、ソクラテスって本当にいたのだろうか?
 ソクラテス自身は本を書き残しておらず、プラトンなど弟子の文章の中にしかソクラテスは出てこない。
 これって、
「ソクラテスという登場人物を使って本を書くことが流行した」
 だけだったりしないのだろうか?

 千年後に、西暦2000年頃の史料を調べたら、大量の初音ミクのイラストが見つかったとする。
 当時のアイドルだったのだろう、と歴史学者は推測する。
 その頃には科学技術が変化し過ぎて、ボーカロイドの仕組みが全く理解出来なかったとする。
 さて、初音ミクは実在したのだろうか?

 フランスには、歴史的事実の否定を禁止する法律があるらしい。
 もちろんナチスがやったことを否定されたらたまらない、ということから来ているのだと思うけど、歴史全般で考えるとけっこうすごい法律だよね。
 「政府認定の歴史」が法律みたいに定められているのだろうか……
posted by 柳屋文芸堂 at 02:24| 勉強 | 更新情報をチェックする

2013年11月29日

プルトニウム

 プルトニウムは「冥界の神」の意味の「プルートー」から名付けられたのだと思っていた。
 ほとんどが人の手によって作られ、原子爆弾にも使われる猛毒物質に「冥界の神」
 誰が考えたのか知らないけどセンス良いなー と勝手に感心していたら、大間違い。

 天王星=ウラナス→ウラン、海王星=ネプチューン→ネプツニウム、冥王星=プルートー→プルトニウム
 と惑星の名前から順番に取っていったらしい。
 冥界との関係が間接的で、ちょっと残念。

 原子爆弾の研究に使われたプルトニウムの塊「デーモン・コア」の話が面白い。
 いや、死者も出てるんで面白いというのも不謹慎ですが。
 これを使った実験はちょっとのミスで臨界を起こす危険なもので、ファインマンが、
「ドラゴンの尻尾をくすぐるようなものだ」
 と批判したと。
 この人はどんな時でも気が利いたことを言わないと済まないのね……

(Wikipediaのプルトニウムデーモン・コアあたりのページを引用しました)
posted by 柳屋文芸堂 at 03:05| 勉強 | 更新情報をチェックする

2013年10月14日

誰もお前の意見なんて聞いてない

「この時の主人公の気持ちを次の選択肢の中から選びなさい」
 というような内容の国語の問題についてのエピソードをよく見かける。
 主人公の気持ちを想像出来なくて答えられなかった、とか。

 私はこの手の話を聞くたびに二つの疑問が浮かぶ。
「主人公の気持ちを尋ねる問題なんて出たっけ?」
「国語の問題に解答者の想像の余地なんてあったっけ?」

 現代文は(他の教科に比べれば)得意だったので、青ざめた経験がなく、その分色々忘れている。
「学校で読書感想文なんて書かされたっけ?」
 と小学校・中学校で一緒だったちかさんに聞いたところ、
「そりゃあんたは困らなかったから覚えてないんでしょーよ!」
 と言われた。

 36歳にもなって頼まれてもいない読書感想文をブログに書き続けているくらいだからねぇ……

 でも何となく、国語の問題の窮屈な感触は記憶に残っている。
 私は主人公の気持ちも作者の気持ちも考えなかった。
「この問題を作った人は、どんな答えを欲しがっているのだろう?」
 そうやって解いていくと、だいたい全部正解だった。

 こんなことをしていても、小説を書けるようにはならないなー
 と思って、文系には進まなかった。

 国語の問題が苦手だった人は、自分の考えを述べようとしてしまったのではないか。
 答えは問題用紙の中に全部書かれている。

私「『誰もお前の意見なんて聞いてない』って先生が教えるべきじゃない?」
D「悪くて言えないんじゃないの…… 確かに、
 『この問題用紙に書かれている範囲内で答えなさい』
  という一文を最初に入れたら親切だよね」

 私は出題者の気持ちを読み続けて、何か得たのだろうか?
 役に立った気が全くしない。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:56| 勉強 | 更新情報をチェックする

2013年10月11日

理科実験教室

 渋谷を歩いていたら「早稲アカ理科実験教室」というのを見つけて「はて?」と思い、ネットで検索してみた。
 早稲田アカデミーがやっている小学生向けの教室みたい。
 今はそういうのがあるのかー いいなー いいなー
 おばさんにも実験させて!!

 国語や社会や音楽の勉強は学校を卒業した後も続けやすいのに(本を読んだり、お稽古に通ったり)理科の実験は大人になったらなかなかやれない。
 何でだろう。
 大人のためのピアノ教室があるんだから、大人のための理科実験教室があっても良いのに。

 原発事故の直後は国全体が放射線実験状態になって唖然としたけれど。
 まさか主婦になって再びガイガーカウンターを使うことになろうとは思わなかったよ。

 余震が酷かったから、震源からP波とS波が伝わってくるのをラジオ中継によって観測したり。
 東北の避難所にいるアナウンサーが、
「お、大きな余震です!!」
 と叫んだ数秒後にカタカタカタ…… と家具が鳴り始める。

 放射線も余震も怖かったけど、私の理科魂がちょっとだけワクワクしていたのは内緒です。

 大学の物理実験で思い出に残っているのは、超電導体を作った時のこと。
 900度くらいで焼くので、特殊な鍋つかみで手を保護……したはずなのに手が熱い!!
 えっ、と思って見たら、鍋つかみに穴が。
 危ない! ボロ置いとくなっ

 超電導体の実験は、マイスナー効果を見るために使う液体窒素をふーふーするのも楽しい。
 天国だったなぁ、物理学科。

※マイスナー効果:液体窒素でキンキンに冷やした超電導体の上で磁石が浮く現象。
         超電導体の方を浮かせたような気がしたんだが、記憶違いだろうか。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:08| 勉強 | 更新情報をチェックする