2019年08月03日

RADWIMPS「天気の子」感想

 サントラも買いました!「天気の子」の世界を満喫してますね〜

 映画「君の名は。」を見た時、
「すごい! 日本人向けのミュージカルだ!!」
 と感激した。

 日本のアニメの、どこから見ても日本人と思われる登場人物が、ディズニー映画のように歌い出す場面を想像してみてください。
 上手く演出するのはなかなか難しいのではないかと思う。

 インド映画を見ても感じますが、登場人物が「歌ってOK 踊ってOK」となる瞬間は国ごと、文化ごとに違う。
 アメリカ人やインド人だって日常生活では感情が高ぶっても、歌や踊りで本心を吐露する訳ではないのに、映画だとOKになるのが興味深い。
 日本人は普段から感情表現が激しくないので、歌や踊りに変換すると「やり過ぎ」に見えてしまう。

 「君の名は。」では登場人物が歌う代わりにRADWIMPSの曲が流れる。
 映画の内容からほんの少しだけ距離を取った歌詞が絶妙だった。
 セリフの代弁だったら「やり過ぎ」になる。
 日本人の心を「愛してる」の方向に盛り上げるのって大変だな……

 さてさて前振りが長くなってしまった。
 今回の「天気の子」も「君の名は。」のミュージカル要素を踏襲し、感情をしっかり増幅させていました。
 特に好きなのは、予告でも使われている「グランドエスケープ」



 作詞・作曲は野田洋次郎さんで、三浦透子さんが歌っています。
 手拍子と合唱に恍惚としますね。
 「大丈夫」の歌詞も切なくて、聴くたびじーんとする。

 歌詞なしの劇伴も、コミカルなのが多くて、家事をしながら聴くと気持ちが明るくなって良い。
 「占秘館へようこそ」とか。笛が可愛い。
 映画を見ている時はストーリーを追うのに夢中だったから、サントラを聴いてようやく、
「こんな曲が流れてたのか〜」
 と驚いたりした。

 この夏はアルバム「天気の子」を繰り返し聴いて過ごします。
 元気に乗り切れますように。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 16:14| 音楽 | 更新情報をチェックする

2018年09月15日

まちなかコンサート 村松稔之 佐藤亜紀子



 上野の森美術館で開催された、カウンターテナーの村松稔之さんとリュートの佐藤亜紀子さんによる、まちなかコンサートに行ってきました。

 村松さんは前から大好きな歌い手さんで、佐藤さんはラジオドラマ「暁のハルモニア」の劇中音楽を演奏されていた方。素晴らしい企画をありがとうございます。

 男性が高音で歌うことにより、男性的なものと女性的なものが重なり合って真っ白になるようで「普遍的な愛の声」を私は聴いた。カウンターテナーがみなそうだという訳ではなく、村松さんの歌から特に、天から降り注ぐ愛を感じる。(本来の意味で)尊い。
 リュートの音色は深みがあり、一つの音の中に様々な感情、憂いや希望などを含みながら、穏やかに響く。

 最近、男性と女性が対立するのを見ることが多くなり、お二人の演奏にあるような調和は訪れるのだろうかと、暁のハルモニアの登場人物であるアマーリエ様みたいな気持ちになって、涙ぐんだ。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:41| 音楽 | 更新情報をチェックする

2017年10月01日

読響「第200回 土曜マチネーシリーズ」感想

 すっかり日が経ってしまったけれど、9月16日(土)にダニール・トリフォノフのピアノを聴きに行ったことを書いておかなければ。
 ずっと憧れていたロシアのピアニスト。
 時間を作れるか分からなかったので事前にチケットは買わず、当日券で入りました。
 席種や料金を気にしなければけっこうやれるものですね。

 彼が演奏したのはプロコフィエフのピアノ協奏曲 第2番。
 パンプレットに載っていた初演時の新聞記事が面白かったので引用します。

「鍵盤のほこりを払っているのか、もしくは鋭くドライなタッチでめちゃめちゃに叩いているのか、どちらかだった。聴衆はどう判断すべきか、さっぱりわからなかった……」

 トリフォノフさんの演奏も、まあ、おおむね、そんな感じ……
 私は彼のショパンを聴いてファンになったので、正直もうちょっと甘く歌うようなタイプの曲をやって欲しかった(名古屋のリサイタルではショパンやチャイコフスキーを弾いてくれたらしい。良いなー)
 しかしもう21世紀なのだし、本人だっていつまでも「若手ピアニスト」ではいられない。
 難しいこと(難解な曲を聴かせる、伝える)に挑戦していくのは素晴らしいと思うし、これからも応援したいと思った。

 アンコールはプロコフィエフ「シンデレラ」よりガヴォット。
 こちらは彼一人による演奏でした。

 会場は池袋の東京芸術劇場で、基本的にはトリフォノフさんのコンサートではなく交響楽団の演奏会。
 読響(読売日本交響楽団)の「第200回 土曜マチネーシリーズ」

 スッペの喜歌劇〈詩人と農夫〉序曲は聴いていてニコニコしちゃうような楽しい曲だった。
 劇本体は失われており、ストーリーさえ分からないそう。
 「君の名は。」は忘れられて「前前前世」だけが残っているような状態ですよ。
 失われたストーリーを想像出来るのも、素敵なことですよね。

 ベートーヴェンの交響曲 第6番〈田園〉、何で今さら田園、ではあるのですが(さんざん聴いたという印象がある)いや何度聴いても良い曲ですね。
 爽やかで気持ちの良い演奏で、この曲のレコードに惑溺したという高村智恵子を思いながら目を閉じ、響きに身をまかせていました←寝ていた訳じゃないよ!

 ラジオでは毎日のようにクラシック音楽を聴いていますが、やはり生演奏は良いですね。
 音の幅、特に低音が全然違って、耳ではなく体全体が音に包まれる。

 演奏会の後、ホールの入口近くでトリフォノフさんと指揮者のコルネリウス・マイスターさんのサイン会が。
 私は疲れているところさらに疲れさせたら申し訳ないという気がして少し離れたところから見ていたのだけど、マイスターさんがメチャクチャ格好良くてびっくり! ウィーンのお菓子を思わせる上品な美男子(ドイツ出身のようですが)愛想も良くて笑顔を絶やさず、あらやだ、おばちゃんトキメいちゃう!

 トリフォノフさんはちょっと気難しい芸術家っぽい雰囲気。
 まあ慣れない異国で移動と演奏会が続いて、ぴりぴりするのが普通だろう。
 それでも時々笑顔を見せていた。

 トリフォノフさんが目の前にいる、というのが現実と思えず、何だかしばらくぼんやりしてしまった。
 次の来日はいつかな〜 楽しみに待ってるよ!!

posted by 柳屋文芸堂 at 13:52| 音楽 | 更新情報をチェックする

2017年08月13日

RADWIMPS「君の名は。」感想

 「君の名は。」を見た後すぐにサントラを購入。
 RADWIMPSは「フランケンシュタインの恋」の主題歌「棒人間」がすごく良かったし、映画を見る前から「前前前世」の「前前前世から僕は君を探し始めたよ」という歌詞が気になっていたので。
「前世と前前世には会えなかったのか……?」

 映画「君の名は。」はストーリーと音楽の距離感が神がかっていたと思う。
 登場人物の心情を表してはいるけれど、合い過ぎてはいない。
「ちょうど良い曲が偶然あったので使ってみました」
 としれっと言いそうな雰囲気(実際は20回も修正入れて作らせているのに!)

 感動する映画は苦手だと思っていた。
 でも「君の名は。」はパチンとスイッチが入るみたいに、音楽に乗って物語世界に没入出来た。
 ある種のミュージカルなのではないかと思う。

 「前前前世」がオープニング曲でもエンディング曲でもないことを知った時の驚き。
 この曲が流れるシーンは映画の中で一番楽しいですよね。

 「スパークル」が好きなんですよ〜
 瀧と三葉の曲であるだけでなく、前半はテッシーのことを歌っているような気がして。
「やったれやー!」
 と脳内で叫びながら聴いている。

 テッシーの、現状に不満を持ちつつどう変えたら良いのか分からないという感覚は、私が子供の頃からずっと持ち続けている気持ちによく似ている。
 特に思い入れのある登場人物だ(どの子も好きだけど)

 エンディング曲の「なんでもないや」の、
「君のいない世界など夏休みのない八月のよう」
 という歌詞、「君のいない世界」なんて「夏休みのない八月」くらい酷い、あり得ないと強く否定するための比喩なのだろうけど、
「割と簡単に実現しちゃうよね、夏休みのない八月……」
 と過労サラリーマンとその妻は力なく笑っております。

 「デート」「飛騨探訪」のような歌詞なしの曲も可愛くて心地好い。
 日常の中で自然に楽しみつつ、元気になったりじーんとしたり。
 この夏を乗り切るためのアルバムになりそうです。

君の名は。(通常盤) - RADWIMPS
君の名は。(通常盤) - RADWIMPS
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:31| 音楽 | 更新情報をチェックする

2015年11月01日

岩倉高校吹奏楽部

 テキレボの帰りに(10月10日)上野駅でトレインコンサートというのをたまたま聴いた。
 演奏していたのは岩倉高校吹奏楽部。
 吹奏楽から離れて20年以上経つのでこの高校のことも全く知らなかったのだけど、音が明るくて心にじーんと来る、素晴らしい演奏だった。

 YouTubeを見たらその日の動画があったので貼っておく。
 演奏は1:20あたりから。



 定期演奏会に行きたいな〜 と思ったら、12月にあるらしい!

 岩倉高校吹奏楽部 第2回定期演奏会
 12月13日(日)開場13:30 開演14:00
 場所:大田区民ホール・アプリコ
 入場無料
 (情報はこちらから)

 吹奏楽に「うぉぉぉ!」ってなったのは久しぶりだなぁ。
 気持ちが若やぎますね。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:55| 音楽 | 更新情報をチェックする

2015年09月07日

三味線お浚い会終了

 三味線のお浚い会(発表会)が終わりました。
 何だか色んな事があって、とても全部すぐに言語化出来そうにない。
 頑張って記憶しておいてくれ、私の脳みそ。

 とりあえず今の私が最も頑張るべきことは、
「風邪をひかない!!」
 ここ数年、大きなイベント(演奏会・同人誌即売会・旅行など)の後に風邪をひくことが本当に多くて。
 歳のせいですか……
 
posted by 柳屋文芸堂 at 08:42| 音楽 | 更新情報をチェックする

2015年08月25日

終わったけど終わってない

 今日は三味線のおさらい会(発表会)の下ざらい(リハーサル)
 緊張してどうにか演奏して帰ってきたら、涼しい秋風。

「俺の夏は終わった……」

 いや、本番これからだから!
 
posted by 柳屋文芸堂 at 01:04| 音楽 | 更新情報をチェックする

2015年07月23日

三味線擬人化

 三味線の糸(弦)はけっこう弱いもので(特に一番細い3の糸)弾いている途中で切れることもあるし、置いておいたらいつの間にか切れていた、ということもよくある。
 いつもは真っ直ぐな糸が、はね返るように垂れているのを見ると、まるで男を取られた芸者が髪を振り乱しているようだな、と思う。

 楽器擬人化というジャンルはあるのか…… と検索したら、やはりあるようですね。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:39| 音楽 | 更新情報をチェックする

2015年07月08日

長唄「俄獅子(にわかじし)」

 9月に三味線のお浚い会(発表会)があるので、練習頑張ってます。
 暗譜しなくちゃいけないのがつらい。
 音を覚えるのは本当に苦手。音痴だからだと思う。

 今回演奏する曲は歌詞が面白い。
 実際に吉原にあったお店の名前が出てきたり(菓子屋の「竹村」、豆腐屋の「山屋」)
 この二つのお店、広辞苑にも載っているから驚く。

「ちんちん鴨の床の内 たんたん狸の空寝入」
 なんてユーモラスだしリズムも良い(しかも動物でそろえてある)

 こちらのページ(先生の先生のお弟子さんで日本文学研究者の細谷朋子さんの解説)によると、

ちんちん鴨の床の内
 「ちんちんかも(かも)」は、男女の仲が極めてむつまじい様子をからかって言う言葉。
 「鴨」は、次の「たんたん狸」と対になるようにした当て字。


たんたん狸の空寝入り
 眠ったふりをすること。狸寝入り。
 本来、遊女を待つのに(見栄を張って)眠ったふりをしている客の様子を指した言葉。


 とのこと。
 「ちんちんかも(かも)」が実際に使われているのを初めて見たよ。
 なかなかインパクトのある単語だよね。
 日本語の中で一番好きかも(それもどうか)
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:47| 音楽 | 更新情報をチェックする

2015年06月22日

Toumani Diabaté「Kaira」

 iPhoneに入れている音楽で一番再生回数が多いのは、Toumani Diabaté(トゥマニ・ジャバテ)の「Kaira(カイラ)」というアルバム。
 マリのコラという楽器の演奏です(歌は無し)

 涼やかな音色で、夏に聴くのにぴったり。
 どれも単純な曲ではないのに、さらさらとクセのない弾き方で、何度再生しても聴き飽きない。

 コラというのはひょうたんで作ったハープのような楽器らしい。
 実物は見たことがないので分からない。
(ウィキペディアで検索しただけの知識)
 国立民族学博物館あたりにありそう。

 Toumani Diabatéさんは他にも沢山アルバムを出しているようなので、もっと聴いてみたいな。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:17| 音楽 | 更新情報をチェックする