2014年02月06日

作品そのものを見よ

 耳の聞こえない作曲家が実は代作してもらっていた、というニュースが盛んに流れてますが……
 作曲家がどんな人間か、なんてどうでも良いじゃん!!
 その曲がどれだけ心を動かす力を持っているか、だけだよ。

 たとえば、
「伊藤計劃は実は生きていた。円城塔との感動秘話は巧妙な作り話」
 だったとしても、私の「虐殺器官」や「ハーモニー」への評価は1ミリも変わらない。
 元気な人があんなギリギリの作品を書くなんてすごいなー とは思うだろうけど。

 作品が生まれる経緯、というのは作品の「おまけ」みたいなものである。
 ついでに言うと「作品に対する他人の評価」もおまけだ。
 一番大事なのは「作品」と「それを鑑賞した自分の心」の関係。
 このニュース以外でも、おまけばかりに注目する人が多くてうんざりしていたので記事にしてみました。
posted by 柳屋文芸堂 at 20:03| 音楽 | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

音楽の海

「どうして邦楽では和音があまり発達しなかったのだろう」
 と音大に行った後輩に尋ねたところ、
「建築です。音がよく響く石造りの建物の方が、和音の魅力を出しやすいですから」
 との答え。なるほど。
 日本家屋は音が壁に吸い込まれちゃうもんなー

 その代わり邦楽で何が発達したかというと「間」だと思う。
「どんな音を出したか」
 より、
「その音を出すまでに、どんな風にためらったか」
 が重視される。

 ためらいのない演奏は情緒がない。
 あんまりやり過ぎるとクサくなる。
 絶妙な「ためらい=間」が音楽を形作ってゆく。

 「間」を意識すると、西洋の音楽も違って聴こえるようになる。
 上手い演奏家ほど繊細にためらう。
 何となく好きだった演奏の、どこが良いかがはっきり分かる喜び。

 逆に和音に注目して邦楽を聴いても面白いかもしれない。
 最近私が気になっているのが雅楽だ。
 雅楽に使われる笙とパイプオルガンは同族の楽器と見なされるそうですよ。
 確かに似てる。

 色んなジャンルの音楽を味わうと、その広さ深さにうっとりしますね。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:52| 音楽 | 更新情報をチェックする

浦安のイベントで三味線

 今日は浦安の文化祭のようなイベントで三味線を弾いてきました。
 いつも練習している長唄の他に、ミッキーマウスマーチやイッツ・ア・スモールワールドとかも。
 お客さんはそれほど多くなく、緊張せずに仲間と合奏出来て楽しかったです。

 演奏の後は三味線体験コーナー。
 希望したお客さんに三味線とバチを渡し、簡単な曲を弾いてもらった。
「ずっと憧れていたけど、自分でやるのは無理だと思いました」
 と言う人がいてびっくり。ちゃんと弾けてたのに。

 楽器を上手に弾くのは確かに難しい。
 でも、楽しんで弾くだけだったら誰でも出来るのだ。
 憧れているなら始めちゃえば良いのにー

 でもそれは、長年楽器をやっている人間だから思うことなのかもしれない。
 楽器に触れる機会が全くなかった人にとっては、「聴く側」から「演奏する側」に行くのはすごく大変なことに感じるのだろうな。
 そういう気後れってもったいない気がする。
 他人がどうこう出来るものでもないが。

 子どものうちにあれこれ経験させてもらったことに感謝せねば。
 私が何でもためらわずにやっちゃうのはそのおかげだ。
 全部上手には出来ないけどね。

 今回はヒロシの予約が取れたので、私は詐欺レベルの美しさでした(ふふふ……)
 鏡を見て爆笑するほど別人。
 あの人、本当に天才美容師だと思う。

  私「ヒロシさんは宝塚がお好きだそうですね」
ヒロシ「ボクが宝塚を好きなんじゃなくてね、宝塚がボクを大好きなの」

 とトークも相変わらず。
 長生きしてね、と自称25歳のヒロシに向かって敬老の日のような願いを込める私。
 ヘアセット+メイク+着付け(名古屋帯)で9000円だしな。
 着付けの人も上手で(全てのひもを少しだけゆとりを持たせて結ぶ)一日中ラクでした♪
posted by 柳屋文芸堂 at 01:26| 音楽 | 更新情報をチェックする

2013年11月25日

長唄三味線の難しさ

 Dちゃんが録画してくれた自分の演奏を見てみました。

 指遣いを忘れて弾けなかったところがあった、とか。
(ちゃんと覚えたつもりだったのに。緊張って怖い)
 糸の音がズレても自分で直せなかった、とか。
(先生が直してくれました)
 バチの当て方に失敗して余分な音を沢山鳴らしちゃった、とか。
(糸と糸の間隔がコントラバスくらい離れてないとダメなのか?!)

 まあ欠点だらけな訳ですが、一番気になったのは「全然、粋に弾けてない!」
「元気いっぱい弾けましたね」
 って感じ。そういう曲じゃないんだよ「まかしょ」は……

 私がやっている長唄三味線は基本的に舞台用の音楽なので、パチンッパチンッと大きな音を鳴らします。
 そうすると、つい行進曲のようになってしまうのよね。
 星条旗よ永遠なれ! 双頭の鷲の旗の下に!
 いや、そういう曲じゃないんだよ「まかしょ」は……

 端唄や小唄はお座敷用の音楽なので、大きな音は求められない。
 その分「粋」を表現することに集中しやすいんじゃないかな。
 長唄三味線では大きな音で、しっとりした雰囲気や、軽みを出したりしなければいけない。

 歌舞伎を見に行くと、そういう技術を持った人たちの演奏を聴くことが出来ます。
 お座敷の色気を大きな劇場全体に響かせている奇跡。
 舞台の役者さんに目が行きがちだと思いますが、たまにはBGMにも注意を向けてみてくださいね。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:00| 音楽 | 更新情報をチェックする

2013年11月23日

三味線のお浚い会、無事終了

 三味線のお浚い会、無事終了しました。
 やるまでは「あれこれ大変だなー」と思っていたけど、終わっちゃうと寂しい。
 来てくださった方には感謝、感謝です。

 しかし、ヒロシの所に行かないとあんまり書くネタが無いなぁ。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:35| 音楽 | 更新情報をチェックする

2013年11月22日

三味線

 明日が三味線のお浚い会です。
 頑張ってきます〜
posted by 柳屋文芸堂 at 23:05| 音楽 | 更新情報をチェックする

シュトラウス

 「美しく青きドナウ」のヨハン・シュトラウスと、「ツァラトゥストラはかく語りき」のリヒャルト・シュトラウスって、どっちもシュトラウスなんだ……! ということにさっき気付いた。
 血縁関係はないそうです(Wikipediaより)

 ヨハン・シュトラウスはブラームスと、リヒャルト・シュトラウスはマーラーと仲良しだったらしい。
 J-WAVEの「SECRET NOTES」という番組で聞きました。
 内容がブログにまとめられていて(→こちら)面白いです。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:45| 音楽 | 更新情報をチェックする

2013年11月17日

まかしょ!

 三味線のお浚い会(発表会)が迫ってまして、あれこれ準備に忙しいです。
 演奏する曲は「まかしょ」
 ユーモラスで色っぽい雰囲気。
 なかなか粋に弾けませんが……

 硬くなるか、くだけ過ぎてダサくなるか。
 難しい。
 でも大好きな曲です。

「浅黄の手ぬぐいに 紅の付いたが腹が立つ♪」

 という歌詞が気に入っている。
 本番、プロの人が唄ってくれるので今から楽しみ。
 聴き入っちゃって自分が弾くのを忘れそう。

 実を言うと、去年の発表会で着付け・ヘアセット・メイクを頼んだ美容師ヒロシの予約が取れず、半泣きになってます。
(その時の記事はこちら
 ううう、上手な美容師さんが見つかると良いけど……
posted by 柳屋文芸堂 at 01:14| 音楽 | 更新情報をチェックする

2013年09月25日

テクノロジーに夢乗せて



 きくお新曲!
 この曲についてのご本人の解説を、Twitter(こちら)から引用させてもらいます。
 
 歴代携帯の操作音、物理音、着メロサウンドのみを使って制作した曲です。

 アラームやピッポッとかの操作音、カチッパカッとかの物理音、あとは着メロ実機の音だけを、中盤のごしゃーっとなるトコ以外はほぼエフェクト処理を行わずそのまま使って それだけで完成させてます。

 音の配置とミクさんの力だけでどこまで出来るかというところで 没の山を累々積み上げての完成となりました。


 かなり実験的な音楽なのに、普通にみんなが楽しめる雰囲気になっているのがすごい。
 そしてあちこちに「きくお味」が散りばめられているのがファンとして嬉しい。
 ミクの歌わせ方に癖があるよね。
 民族音楽っぽいこぶし、と言えば良いのか。
 メロディーもリズムも、聴けば聴くほどきくおだ……
posted by 柳屋文芸堂 at 13:00| 音楽 | 更新情報をチェックする

2013年09月23日

「ずいずいずっころばし」の主題による交響的幻想曲



 この曲、吹奏楽経験者にぜひ聴いてもらいたい。
 いかにもありそう……! って思うはず。
 浦和文化センター(中学・高校の頃の吹奏楽コンクールの会場)に行かなきゃいけないような気がしたよ。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:12| 音楽 | 更新情報をチェックする