2014年12月20日

豊か風国家

 この国は本当に豊かなのだろうか。
 確かにお店へ行けば、棚に商品がびっしり並んでいる。
 しかしよく見ると、

「みりん風調味料」
「第三のビール」
「バター好きのためのマーガリン」

 と、元々あった商品に似せた「別の何か」が色々混ざっている。
 それらはたいてい元の商品より安く、品数も多い。

 もしこの国の国民が本当に豊かなら、安い別のものを作る必要なんて無いのではないか。
 スーパーへ行くたび、水増しされた商品の中で泳いでいるような気持ちになる。

 この国は、
「あたかも豊かな国であるかのように整えられた国」
 なのかもしれない。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:37| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年12月19日

専業主婦が教える! 専業主婦になる方法!!

 専業主婦になりたい人が増えている、ってラジオでやっていたけれど、
「専業主婦が教える! 専業主婦になる方法!!」
 なんて記事を書けば、ブログのアクセス数が増えたりするのかしら。

 専業主婦になるためには、旦那に養ってもらわなければいけません。
 そのためには、なるたけ高収入の男と結婚する必要があります。
 この時注意すべきなのは「高収入に『なった』男」を探すのでは遅いのです。
 その人は誰かと結婚している可能性が非常に高い。

 「高収入に『なりそうな』男」を早めに(出来れば十代のうちに)見つけておきましょう。
 高収入になりそうな男はどこにいるか。
 「高学歴=高収入」の時代は終わりましたが、だからと言って「低学歴=高収入」にひっくり返った訳ではありません。
 学歴は高いに越したことはありません。

 学歴の高い男と知り合うにはどうすれば良いか。
 自分の学歴を高くするのです。
 進学校に通ったり(男子の多い共学がおすすめ)、大学・大学院に進んだり(男が多く、就職率の高い理系がおすすめ)勉強に力を注ぎ、学歴の高い男と同じ場所にいられる時間を増やしましょう。
 医者と結婚するために医者になる、くらいの心構えが必要です。

 さてそんな風にして、好みの男性を見つけたとします。
 たとえ相手にある程度収入があったとしても、贅沢をするとたちまち家計は苦しくなり、働きに出なければいけなくなってしまいます。
 お金を使うようなことはなるたけ避けなければいけません。

 子どもを産んだり、家を建てたり、車を買ったり、ペットを飼ったり、化粧をしたり、可愛い服を買ったり、そういうことは全て諦めましょう。
 欲を捨てるのです。
 欲は全ての苦しみの始まりなのです。

 自分を限りなく高め、解脱し、無我の境地に至ること。
 それこそが専業主婦への道なのです。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:07| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年12月06日

世間話は難しい

 遺産目当てで夫を殺害したとされる容疑者の話を振られたので、
「世の中には色んな職業がありますね!」
 って返しちゃったんだけど、まともな人間がする反応としては不正解のような気が……
posted by 柳屋文芸堂 at 01:11| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年11月29日

政治家を口下手にするシステム

 時々ラジオで好みの番組がない時、国会中継を聞いてみたりするのだけど、議員さんたちの議論の下手さに耐えられず、大抵すぐに局を変えてしまう。
 全国で選挙を勝ち抜いてきた精鋭たちのはずなのに、どうしてこんななんだろう…… といつも不思議だった。

 ある政治家が、失言か何かで槍玉に挙げられ、ちょっとした騒ぎになったことがあった。
 その人は事情を説明するための会見で、
「私は口下手なもので」
 と言い、私は驚いてラジオのスピーカーの前で固まってしまった。

「口下手な政治家」というのは、
「包丁が使えない料理人」と同じようなものではないだろうか。
 国で起きている問題を「言葉によって」明確化し、「話し合い」で対処法を決めるのが仕事なのだから。

 当然この発言は大問題になるだろう、と思ったら、全然ならない。
 マスコミも批判しなかったし、うちの親も、
「〇〇(←その政治家の出身地)の人は口下手だからね!」
 なんて、非常に肯定的に受け止めている様子。

 そうか。
 この国の人たちは「口下手」に良い印象を持っているのだ。
 逆に「口の上手い人」は「口ばっかりで信用出来ない」と思われる。
 だから「自称 口下手」が平気で当選してしまう。

 確かにモノ作りや肉体労働をしている人なら、口より手を動かせ、ということはあるかもしれない。
 しかしそれを政治家にも当てはめるのはおかしいだろう。

 選挙の時だけは、言葉を「包丁」としてとらえてみてはどうだろうか。
 その政治家(あるいは政党)が、どんな言葉で現実を切り取り、どんな調理をしようとしているか。

 右だ左だと言う前に、まずはまともに議論が出来る人たちを当選させて欲しい。
 あやふやな言葉のやり取りで決まった政策で、ふわふわと進んでいく国なんてもう嫌だ。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:31| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年11月19日

増税シミュレーション

 消費税を上げたせいでGDPがマイナスに、と騒いでいるけれど、そういうの、増税する前にシミュレーションしないのかなぁ?

 1000億円かけてスーパーコンピュータを開発するという話があったよね(その後どうなったんだろう?)
 完成したら、
 消費税を上げた場合、法人税を上げた場合、相続税を上げた場合、所得税を上げた場合……
 ってな感じに一つずつシミュレーションしていって、一番GDPに影響を与えない税金を上げたら良いのに。

 そんなことも出来ないスパコンに1000億円かける必要はないと思う。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:38| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年11月09日

人を雇う資格はありません

「労働保険に入っていない経営者に、人を雇う資格はありません」
 と書いてあるポスターを見かけたのだけど(これ。労働保険適用促進強化期間らしい)
「長時間労働させる経営者に、人を雇う資格はありません」
 とか、
「サービス残業させる経営者に、人を雇う資格はありません」
 とかとか、色んなバージョンを作って欲しい。

 酷い働かせ方をしないと維持出来ない経営って、職業とは言えず「趣味」に当たるんじゃないか。
 趣味に他人を巻き込むな!!
posted by 柳屋文芸堂 at 00:49| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年11月01日

合理的な行動とは

 前に「経済学の変な前提」という記事を書いたことがある。
 「人間は合理的に行動する」という前提で経済学は構築されていて、それが国の経済対策の元になっている、という話。

 具体的な例があると分かりやすいんだが…… と思っていたら、今日見つけました。
 これ!!
 日銀が金融緩和によって何を起こそうとしているか、を説明するための図式です。
 この真ん中の部分を引用します。

 大量のお金を市場に流し込む
    ↓
 円の価値が下がり、インフレになると思わせる
    ↓
 値上がり前に物を買う人が増える


(朝日新聞デジタル、2014年11月1日の記事より)

 インフレになりそうだと思った時、買い物しますか?
「物の値段が上がっても、収入が増えなかったら生活が苦しくなっちゃう。
 今のうちから節約するようにしなくちゃ」
 と考える人だってけっこういると思う。

 そして最も多いのは、
「インフレだろうとデフレだろうと、必要な物は買う!
 必要ないものは買わない!」
 という人なんじゃなかろうか。

 でもね。
 
 インフレになる
    ↓
 値上がり前に物を買う


 というのが、経済学では「合理的な行動」とされているのですよ。
 別にこれは朝日新聞がいい加減な訳ではなく(最近、信用ないけど)単なる学問の説明なのだ。

「確かに消費税増税の時、値上がり前に物を買った」
 と思う人もいるかもしれない。
 しかし増税は始まる日がはっきり決まっている。
 事前に買いだめして、その後買い控える、という行動が取りやすい。

 たとえるならインフレは、毎日0.01%ずつ消費税が上がっていくような状態だ。
 もちろんそれに応じて0.01%ずつ収入が増えてゆくという保証はない。

 さて、今日のうちに何を買ったら良いのでしょう?
posted by 柳屋文芸堂 at 21:17| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年10月14日

経済学の変な前提

 結婚してから経済学に興味を持つようになった。
 家計をやりくりするようになって、国の経済対策の影響を強く感じるようになったからだと思う。

 国の方針で物価や消費税が上がれば、夕飯の材料をそろえるために必要な金額も変わってくる。
 買いたいものも買えなくなる。
 必要なものも買えなくなったら、と思うと怖くなる。

 経済学の本を読んでいて一番疑問に感じるのは「前提が変」ということ。
 人間は合理的に行動するとか、欲望は無限だとか。
 そんな訳ないじゃん! と思うのに、そこからスタートして理屈を展開しちゃうのだ。

 入門書だからなのかな…… と首を傾げつつ何冊か読むうちに、どうもそうではないと気付いた。
 本当に経済学というのは、そういう非現実的な人間を設定して考えられている学問らしいのだ。
 もちろん国の政策も経済学を元にして決められている。
 そりゃ、国が借金だらけになったり、子どもの貧困率が高くなったり、おかしくなるわけだよ。
 
 政治について、
「よく分からないけど、偉い人が決めているのだから大丈夫」
 と考えてしまうのは本当に危険なことだ。
 偉い人が奇妙な理論に頼って(あるいはまともな理論であっても曲解して)とんでもないことをやらかすのは全く珍しいことではない。

「従順に生きていたら、世界は滅茶苦茶になっていた」
 なんてイヤだ。
 おかしいと感じたら「おかしい」、苦しいと感じたら「苦しい」と、ちゃんと言おうよ。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:14| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年10月12日

若手富裕層


 若手富裕層ってどこにいるんだろう……
 どこかにはいるのだろうけど、単語そのものに実在感がなくて、ファンタジー小説の言葉みたい。
 竜とかオリハルコンとか。

 たぶん買うのは全員60歳以上だと思う!
posted by 柳屋文芸堂 at 01:10| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年10月08日

ノーベル物理学賞

 ノーベル物理学賞、日本人が受賞しましたね。

 こういう科学ニュースではアナウンサーが、
「何を言っているのか分からないと思いますが、私も何を言っているのか分かりません」
 というような困惑した口調で研究内容の説明をするのが楽しいのに、今回は「準備万端!」って感じで、それがちょっぴり残念でした。

 青色発光ダイオードは裁判にもなったし、実用化されて馴染みもあるしな……
 「CP対称性の破れ」の時みたいなフワフワ感が欲しかった。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:55| 社会 | 更新情報をチェックする