2017年06月24日

母がデイサービスに通い始めた

 母親が介護認定を受け、週一回デイサービスに通い始めた。
 行った次の日に電話をし、何をやったか聞くようにしている。

 活動内容は用意されているものから自分で選べて、母は手芸や工作をやることが多いようだ。
 実家に帰ると玄関に完成品が飾ってある。

 母は認知症ではないので、レクリエーションで出題されるクイズはちょっと簡単過ぎるらしい。
「坊っちゃん・千円札・猫、さて何でしょうって、夏目漱石に決まってるじゃない!!」
 と怒っていた。

 アイスを食べに、近所のホームセンターまでみんなで「遠足」した話は可愛かった。
 危なくないようにヘルパーさんが手をつないでくれたと言う。

 他には、卓球が楽しかったと言っていた。
 普通の卓球では難しいはずだから、高齢者でもやりやすいように工夫されているのだと思う。
 カラオケは希望者が多くて、まだ歌ったことはないそうだ。

 数年前に腰を悪くしてから母はすっかり消極的になり、後ろ向きな発言も増えて心配していた。
「デイサービスに通い始めてから元気になった気がする」
 と言うと、
「話題が増えたから」
 との答え。

 他の利用者さんたちとおしゃべりしたり、近所の人とデイサービス施設の情報を交換したり出来るのが良いみたいだ。

 また一緒にどこかへ遊びに行けるようになると良いな。
 いつも行くスーパーより先は、
「無理よ」
 って断られちゃうんだけど……
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:38| 家族 | 更新情報をチェックする

2016年11月24日

11月の雪で真っ白な朝に

 伯母は亡くなりました。91歳でした。

 文学フリマに参加させてもらえたのは本当に大感謝なのですが、54年ぶりの11月の雪の日にかよ、と。
 病院からの電話に起こされて、カーテン開けて真っ白な街を見て、
「まじかよー!!!」
 って叫んだもんね。寒かった……

 Twitterやイベント会場で優しい言葉をかけてくださったみなさん、ありがとうございました。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:59| 家族 | 更新情報をチェックする

2016年06月24日

生者のための世界で

 とうとう介護施設でも見てもらえないくらい伯母が弱ってしまって、入院させたのですが、治療行為で痛い思いをさせてしまってしょんぼりしている。
 もう治療なんてしなくて良いのにな。
 でもしなかったら、もっと苦しい思いをする可能性もあったのかな。

 穏やかに向こうに送り出したい。
 私の希望はそれだけで、延命はしないでくれとあちこち(主治医・介護施設・ケアマネージャー等々)に頼んでまわっていて、一応みんな理解を示してくれるのだけど。

 この世界は基本的に生者のために作られている。
 生きるためのシステムは色々あるのに、苦しまずに死ぬためのシステムは全然整ってない。

 何故なんだろう?
 死について考えるのが嫌で、みんなでそのことを避けて、おろそかになっているだけなんじゃないだろうか。

 これ以上、伯母が辛い思いをしませんように。
 あと出来れば深夜でなく昼間にお願いします……
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:45| 家族 | 更新情報をチェックする

2016年04月03日

初☆オムツ替え ※伯母です

 完全寝たきりになってしまった伯母のオムツを替えに実家に行ってきました。
 これまではパンツタイプのもので間に合っていて、自分で交換出来たのですが、それがもう無理になっちゃったのですよ(寝返りは自分で打てる)

 心配していた衛生面は、使い捨ての手袋をするので全く問題なかった。
 大変だったのは、オムツを良い位置に当てること。

「右向いてー(古いオムツを丸めて、新しいオムツを尻の下に敷く)
 今度は左向いてー うわ〜! 全然合ってない!
 もう一回右向いてー(オムツの位置をずらす)左向いてー
 うーん、端っこの留めるテープが出てこない(オムツを引っぱる)
 下手でごめんよー ごめんよー」

 って感じでした。
 介護用のオムツは大きくて扱いが難しくてね〜
 施設のヘルパーさんのオムツ替えはもっと要領が良くて手早かった。
 プロすごい。改めて尊敬。

 伯母の介護はケアマネージャーさんに計画を立て直してもらい、施設や在宅介護のヘルパーさんに助けてもらいながらやっていく予定です。
 オムツ替え、私はそんなにしょっちゅうやることにはならないと思う(実家の近所に住んでいる訳ではないので)
 でも、たまにやる分にはけっこう楽しいね。
 上手くなりたいなぁ。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:31| 家族 | 更新情報をチェックする

2016年03月25日

ファンタスティックに進化した伯母

 前回会いに行った時には無気力になっていた伯母、今日はやたらに張り切って色々話してくれました。

「毒蝮三太夫とはよく会うんだけど」
 ↑現在の伯母の頭の中では、ラジオに出てくる人はみな知り合い

「何日か前にも浅草を歩いたんだよ」
 ↑テキレボにでも行って来たのか。実際は施設で寝たきり。

「私の無い目の玉を取ろうと必死になって」
 ↑失明した時の入院を思い出してるのかなぁ……

「みんな金儲けのことばっかり考えてるんだよ!」
 ↑真実。

 現実・非現実、ここ・どこか、現在・過去などを隔てる壁はとうに消え失せて、伯母の精神は融通無碍にあちこちに飛び跳ねる。
 ムチャクチャだったけど、「うん」しか言ってくれないよりずっと良い。
 生きている感じがすごくする。

 「生きる」というのは「正確であること」ではなく「表現出来ること」なのではないか。

 帰り際、
「今日は昔みたいにいっぱい話してくれて嬉しかったよ〜」
 と言ったらニコニコして、
「またおいで。お小遣いあげるから。今はないけど、どこかから出てくるんだよ」
 って返してくれました。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 22:57| 家族 | 更新情報をチェックする

2016年03月18日

私が今、失いつつある伯母について

 伯母、受け入れてくれる施設が無事見つかり、とりあえず2週間ショートステイすることに。
 着替えや薬など持っていくものをそろえ、付き添いで施設まで行ってきました。

 伯母は自分が置かれた状況を理解しているのかいないのか(母が前日に説明したのですが)終始にこやかに受け答えし、でも自分から何かを言ったりはしなかった。
 数年前までは環境が変わると不安がって大変だったのに……

 まあ助かると言えばそうなのだけど、もう伯母は昔の伯母とは違うんだなと寂しくなる。
 にこやかな受け答えも、反射的にやっているだけで、しっかり考えた上でのものではないのかもしれない。

 伯母がもう以前の伯母でないのだとしたら、あの人は誰なんだろう。
 やっぱり伯母だ。子供の頃から一緒に暮らし、色んなことを教えてくれたあの伯母だ。

 誰かを愛する時、その人の何を愛しているのだろうか。
 私は昔の伯母を失いつつあり、微笑みを浮かべて何を考えているのか分からない新たな伯母を獲得しつつある。

「のり子、今日はご苦労だったね」
 帰る間際に言われたそのセリフだけが、誇り高いかつての伯母の姿を思い出させた。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 02:17| 家族 | 更新情報をチェックする

2016年03月16日

実家、炎上中(介護的な意味で)

 「ほとんど寝たきり」だった伯母が、とうとう本格的に寝たきりになってしまいました。
 自宅での老々介護はもう無理ということで、ケアマネージャーさんに相談しつつわーわーしております。
 解決は簡単ではないけれど、今は色々サービスがそろっているので真っ暗闇という訳ではなく、ありがたいです。

 それでもやっぱり気持ちが落ち込んで、はぁぁ、とため息つきつつ入った実家の近所の蕎麦屋。
 そこで食べた昼食が妙に美味くてびっくり。
 鴨のローストと、かつお節と新玉ねぎのサラダと、ライス
 (↑蕎麦屋で選ぶメニューじゃないね)

 前は冴えない店だったのに…… リニューアルして味も変身したのねぇ。
 こんなことならもっと早くに食べに行けば良かった。

 昼食が美味しかった、というそれだけで、明るく前向きになれた。
 美味しいは偉大だ。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 22:23| 家族 | 更新情報をチェックする

2016年02月09日

もう一つあった

「何なの、あの『ナンバーズ』って!」
 去年の11月頃、母がプンプン怒りながらそう言った。
「届いたのよ、うちにも! 『ナンバーズ』が!!」

「マイナンバー」のことだと気付くのにちょっと時間がかかりました。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:44| 家族 | 更新情報をチェックする

母、可愛い

 母が伯母の友人の話を始めた。

母「あの人は『すかいらーく』の近くに住んでいたのよ」
私「すかいらーく?」
母「ほら、ここからも見えるでしょ」

 「すかいらーく」は今はもうないファミレスチェーン。
 当然、見えるわけがない。

私「もしかして、スカイツリー?」
母「そうそう!」

 スカイツリー、うちの実家のあたりから、割と綺麗に見えます。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:34| 家族 | 更新情報をチェックする

2016年02月05日

理系の夫

私「火星より木星の衛星に住みたいなぁ」
D「太陽から遠くて寒いよ」
私「木星に火を点ければ良い」←ガス星だから
D「酸素が無いと火は点かないよ」

 たわいない空想にもしっかりツッコミ入れて来ますね……
 
posted by 柳屋文芸堂 at 14:20| 家族 | 更新情報をチェックする