北陸地方に詳しい方が、Twitterで「ホタルイカの身投げ」の話をしていた。
身投げ? ホタルイカって投身自殺するの? もともと水中にいるのにどこへ?
と不思議に思い検索してみたら、すごく綺麗な写真が出て来た。
富山県氷見市の民宿「青柳」のページ(
これ)
海岸の、波打ち際のラインに沿って、青い光が河のように遠くまで続いている。
添えられている説明を引用します。
ホタルイカの身投げは、産卵のために海岸近くまで来ている、または産卵を終えたホタルイカが波によって海岸に打ち上げられることを言います。 なるほど、水に飛び込むのではなく打ち上げられるんだ。
こんな現象があるなんて全然知らなかった。
そもそも私、ホタルイカが光ることを忘れていた……
見たことがないと意識しないよね。
私にとってホタルイカは「小さい美味しいイカ」
柚子こしょうがよく合う〜 ご飯が進む〜 というだけだった。
最初に書いた北陸地方に詳しい方を質問攻めにしたところ(すみません。ホタルイカについて尋ねる機会なんてなかなかないし)大学のサークルでは新入生歓迎会のような形で「ホタルイカの身投げ」を見に行ったりするらしい。
3〜5月に起こるというから、確かに時期としてぴったり。
知り合ったばかりの若者たちが、波の音だけが響く真っ暗な海辺で、必ず見つかるとは限らない青い光を探すため、じっと目を凝らす。
って、若さも富山も遠い私には、クラクラするような胸焦がしシチュエーション!!
今週末、金沢に行く。
どうして宿泊地を富山にしなかったんだ、私。
少し考えたのだけど、
「まあ、ホタルイカは埼玉でも食べられるし、いっか!」
って思っちゃったんだよね。
光っているところは春の富山でしか見られないよ!
ホタルイカが光ることを思い出していれば……
どんな場所にも、そこでしか体験出来ない、素敵なことがあるんだなぁ。
いつか見られますように。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:56|
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