東川口駅に行ったら「赤い何か」を身に着けた人だらけでびっくりした。
赤いマフラー、赤い靴、赤い上着、赤いバッグ……
埼玉スタジアムが近いから、浦和レッズのファンの人たちだったのかな?
オタクの集団は5秒で見分けられますが(自分がオタクだから)
サッカーファンのことはよく知らないので最初、何事かと思いました。
2020年12月19日
東川口
posted by 柳屋文芸堂 at 18:55| 地元(千葉・埼玉)ネタ
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2020年12月02日
西川口
諸事情あってこのところたびたび西川口に行くのですが、噂通り、濃いね〜
昔も濃かったけど(風俗街だった)店の種類が変わっただけで、濃さは変わらずという印象。
立ち並ぶアジア系のお店は、
「何十年も前からここで営業してます!」
という雰囲気。でもここがエスニック料理の街になったのは割と最近だよね……?
川口市で育ったのに、私にとって西川口は、昔も今も異世界です。
昔も濃かったけど(風俗街だった)店の種類が変わっただけで、濃さは変わらずという印象。
立ち並ぶアジア系のお店は、
「何十年も前からここで営業してます!」
という雰囲気。でもここがエスニック料理の街になったのは割と最近だよね……?
川口市で育ったのに、私にとって西川口は、昔も今も異世界です。
posted by 柳屋文芸堂 at 20:56| 地元(千葉・埼玉)ネタ
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2017年09月03日
森林公園
今日は久々に、埼玉県滑川町の国営武蔵丘陵森林公園に行きました。
いつの間にか駅前のレンタサイクルが無くなっていた。
働いていたおじさんたちはどうしたのだろうか……
まあ我々は森林公園の入口までバスで行き、園内の自転車を借りるので問題ないのですが。
夕方近くだったためか、ヒグラシの鳴き声が森じゅうに響き渡っていた。
私の住んでいるところではあまり聞けないので(他の種類の蝉はいるのだけど)幸せな気持ちになった。
まだ緑色の栗のイガが見事に成っていた。
並んで咲いている紫色の花は、おそらくラベンダーだろう。
木々の間からは稲刈り前の田んぼがちらっと見えた。
何しろ爆走しているので、全て一瞬で過ぎてゆく。
よそ見し続けたら危ないし。
危ないと言えば、Dちゃんがアブにすごまれた。
私の服にとまったのを払ってくれて、その後Dちゃんも足にとまられて、振るった拍子に間違えて蹴ってしまった。
Dをすごむアブ! アブをにらみながら後ずさって逃げるD!
Dをすごむアブ! アブをにらみながら後ずさって逃げるD!(しばらく繰り返し)
刺されたらどうしようと不安でしたが、アブの集中力が切れたようで、何事もなく森に帰っていきました。
やれやれ。
借りた自転車、ちょっと車輪が小さくてサドルが固かったな〜
次はもうちょっと考えて選ぼう。
それを差し引いても運動不足を痛感。
予想以上に疲れた〜
家には昨日作ったシュークルットが残っていたので夕飯を作らずに済んだ。
偉いぞ、昨日の私!
サイクリングは楽しくて気持ち良い。
寒くなる前に何度か通って、秋の森の変化を味わいたいな。
いつの間にか駅前のレンタサイクルが無くなっていた。
働いていたおじさんたちはどうしたのだろうか……
まあ我々は森林公園の入口までバスで行き、園内の自転車を借りるので問題ないのですが。
夕方近くだったためか、ヒグラシの鳴き声が森じゅうに響き渡っていた。
私の住んでいるところではあまり聞けないので(他の種類の蝉はいるのだけど)幸せな気持ちになった。
まだ緑色の栗のイガが見事に成っていた。
並んで咲いている紫色の花は、おそらくラベンダーだろう。
木々の間からは稲刈り前の田んぼがちらっと見えた。
何しろ爆走しているので、全て一瞬で過ぎてゆく。
よそ見し続けたら危ないし。
危ないと言えば、Dちゃんがアブにすごまれた。
私の服にとまったのを払ってくれて、その後Dちゃんも足にとまられて、振るった拍子に間違えて蹴ってしまった。
Dをすごむアブ! アブをにらみながら後ずさって逃げるD!
Dをすごむアブ! アブをにらみながら後ずさって逃げるD!(しばらく繰り返し)
刺されたらどうしようと不安でしたが、アブの集中力が切れたようで、何事もなく森に帰っていきました。
やれやれ。
借りた自転車、ちょっと車輪が小さくてサドルが固かったな〜
次はもうちょっと考えて選ぼう。
それを差し引いても運動不足を痛感。
予想以上に疲れた〜
家には昨日作ったシュークルットが残っていたので夕飯を作らずに済んだ。
偉いぞ、昨日の私!
サイクリングは楽しくて気持ち良い。
寒くなる前に何度か通って、秋の森の変化を味わいたいな。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:58| 地元(千葉・埼玉)ネタ
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2015年09月23日
鉄道博物館
友人3人&友人の子供たち6人と一緒に、さいたま市大宮区にある鉄道博物館に行ってきました!
いや〜 埼玉に住んでる鉄道ファンは幸せだね!!
ここにしょっちゅう通えるんだもの。
今日行った中では男の子2人がかなりの鉄道マニアで、開館時刻の10:00から閉館時刻の18:00近くまで、ずーっとハイテンションで鉄道知識を披露しながら全力疾走!!
楽しそうで何より。
お母さんと女の子たちは、は〜やれやれ、という感じでしたが。
鉄道の車輪やレールのしくみについて、簡単な実験をしながら学習する部屋が面白かったな。
ここは女の子たちもけっこう喜んで遊んでいた。
連休のせいで混雑がすさまじく、特に弁当売り場と食堂が長蛇の列。
友人によると、
「普通の土日はここまでじゃない」
とのことですが、食べ物は用意して行った方が安心かなと思います。
鉄道好きなお子さんのいる方はぜひどうぞ。
いや〜 埼玉に住んでる鉄道ファンは幸せだね!!
ここにしょっちゅう通えるんだもの。
今日行った中では男の子2人がかなりの鉄道マニアで、開館時刻の10:00から閉館時刻の18:00近くまで、ずーっとハイテンションで鉄道知識を披露しながら全力疾走!!
楽しそうで何より。
お母さんと女の子たちは、は〜やれやれ、という感じでしたが。
鉄道の車輪やレールのしくみについて、簡単な実験をしながら学習する部屋が面白かったな。
ここは女の子たちもけっこう喜んで遊んでいた。
連休のせいで混雑がすさまじく、特に弁当売り場と食堂が長蛇の列。
友人によると、
「普通の土日はここまでじゃない」
とのことですが、食べ物は用意して行った方が安心かなと思います。
鉄道好きなお子さんのいる方はぜひどうぞ。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:37| 地元(千葉・埼玉)ネタ
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2015年05月31日
森林公園
今日は埼玉県滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園に行きました。
最寄り駅にツバメがいっぱいいてびっくり!
改札の内側も外側も階段も、巣だらけ。
ツバメたちは駅構内をシュッ、シュッと飛び交い、枠にぶつかることもなく小さな窓から外に出て行く。
ツバメの飛ぶ姿は何度見ても美しい。
巣で親を待つ子ツバメたちも可愛かった〜
今日は気温が高かったので(埼玉の予想最高気温は31度。実際それくらいだったと思う)サイクリングは辛いかな〜 と心配していた。
でも走り始めてみると、道は木々の陰になっているし、汗が風で乾くから全然暑くなかった。
ただ途中、水分不足になったのか坂道で息切れしてしまい、大変だった。
もちろん水は飲んでいたのだけど、汗が想像以上に出ているようで(すぐ気化するから気付かない)かなり意識して飲まないと危ない。
それさえ気を付ければ、真夏のサイクリングも問題なくやれそう。
木の葉の間から差し込む光を浴びて、鳥の声と風の音を聞きながら走るのは本当に気持ち良い。
道沿いに咲く花を楽しんだり。
あちこちで栗の花の香りをかいだ気がする……(嫌いじゃない)
時々、虫が顔に当たるのが難点かな。ポコッ、ポコッとね。
しゃべったり、あくびをしたりする時に、いつか口に入っちゃうんじゃないか。
森林公園の周りの田んぼは、田植えをしたばかりのようでした。
公園の緑だけでなく、この稲の成長も楽しみ。
帰宅途中、スーパーで厚めの豚肉を買い、夕飯はしょうが焼きに。
自然を満喫して、美味しいものを食べて、幸せな日曜日でした♪
最寄り駅にツバメがいっぱいいてびっくり!
改札の内側も外側も階段も、巣だらけ。
ツバメたちは駅構内をシュッ、シュッと飛び交い、枠にぶつかることもなく小さな窓から外に出て行く。
ツバメの飛ぶ姿は何度見ても美しい。
巣で親を待つ子ツバメたちも可愛かった〜
今日は気温が高かったので(埼玉の予想最高気温は31度。実際それくらいだったと思う)サイクリングは辛いかな〜 と心配していた。
でも走り始めてみると、道は木々の陰になっているし、汗が風で乾くから全然暑くなかった。
ただ途中、水分不足になったのか坂道で息切れしてしまい、大変だった。
もちろん水は飲んでいたのだけど、汗が想像以上に出ているようで(すぐ気化するから気付かない)かなり意識して飲まないと危ない。
それさえ気を付ければ、真夏のサイクリングも問題なくやれそう。
木の葉の間から差し込む光を浴びて、鳥の声と風の音を聞きながら走るのは本当に気持ち良い。
道沿いに咲く花を楽しんだり。
あちこちで栗の花の香りをかいだ気がする……(嫌いじゃない)
時々、虫が顔に当たるのが難点かな。ポコッ、ポコッとね。
しゃべったり、あくびをしたりする時に、いつか口に入っちゃうんじゃないか。
森林公園の周りの田んぼは、田植えをしたばかりのようでした。
公園の緑だけでなく、この稲の成長も楽しみ。
帰宅途中、スーパーで厚めの豚肉を買い、夕飯はしょうが焼きに。
自然を満喫して、美味しいものを食べて、幸せな日曜日でした♪
posted by 柳屋文芸堂 at 23:19| 地元(千葉・埼玉)ネタ
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2014年06月27日
職人LOVE!
私は職人が好きだ。
ちょっと前に書いた小説には和紙職人を出したし、10年近く前にも鋳物職人の話を書いている(これ)
「オカマ板前と春樹カフェ」の板前も職人だろう。
私は埼玉県川口市の出身で、子どもの頃から周りに職人が沢山いたのだ。
植木職人。鋳物職人。機械工。
お父さんが仏壇職人、という友人もいる。
口が悪くて、あるいは朴訥で、一途で、手先が器用で、生きるのはあまり器用じゃなくて
荒っぽく見えても心根の優しい……
ああ、萌えるよ、職人!!
他の人は職人に対してどういう印象を持っているんだろうと思い、Dちゃんに聞いてみた。
「馴染みがないね」
「え?」
「職人より外国人と話した回数の方が多いよ」
「……」
地域によって、職人と接する機会のない人もいるんですね。
というか、そっちが多数派?
川口市は小学生の頃に鋳物工場を見学しに行きますから。
埼玉県民は漁師に馴染みがない。
漁師も萌えるよなー
ちょっと前に書いた小説には和紙職人を出したし、10年近く前にも鋳物職人の話を書いている(これ)
「オカマ板前と春樹カフェ」の板前も職人だろう。
私は埼玉県川口市の出身で、子どもの頃から周りに職人が沢山いたのだ。
植木職人。鋳物職人。機械工。
お父さんが仏壇職人、という友人もいる。
口が悪くて、あるいは朴訥で、一途で、手先が器用で、生きるのはあまり器用じゃなくて
荒っぽく見えても心根の優しい……
ああ、萌えるよ、職人!!
他の人は職人に対してどういう印象を持っているんだろうと思い、Dちゃんに聞いてみた。
「馴染みがないね」
「え?」
「職人より外国人と話した回数の方が多いよ」
「……」
地域によって、職人と接する機会のない人もいるんですね。
というか、そっちが多数派?
川口市は小学生の頃に鋳物工場を見学しに行きますから。
埼玉県民は漁師に馴染みがない。
漁師も萌えるよなー
posted by 柳屋文芸堂 at 22:35| 地元(千葉・埼玉)ネタ
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2014年04月14日
小さな幸福がいっぱいの日
昨日もまた滑川町の森林公園(これ)に行ってきました。
木々は新緑、というより出たばかりの小さな新芽の時期で、黄緑色に光ってた。
前回来た時より咲いている花の種類が増えてました。
浮き立つ薄むらさき色の幻想的な花が満開で、心が写真を撮ったように頭から消えない。
今調べてみたところ、ミツバツツジという名前みたい。
桜もまだ残っており、花びらを浴びる浴びる。
ぶつかって来る虫も増えた。
こっちがチャリで高速移動している訳だから、
「お前たちがぶつかってくるんだろ!」
と虫側は迷惑がっていると思う。
サイクリングを終えた後、池袋に出て蕎麦屋の浅野屋へ。
季節の蒸し野菜に芽キャベツが入っていて「オオーッ!」
ちょうど「英語で読む村上春樹」の、
ぼくがやったのは、芽キャベツを茹でるよりはいくぶん手間がかかるかな、という程度のことです。
という文章の解説を読んでいたところだったので。
春の苦味のある素敵な味でした。
芽キャベツってどう調理したらいいか分からなくて、自分では買ったことがなかったのだけど、今度パスタにでもしてみようかな。
西武百貨店を通り抜ける時、鳩サブレーを買った。
可愛いし、美味しいよね〜
店に置いてあった鳩のイラスト入りダンボールを盗みたかった。
鳩サブレー、お前は完璧だ……!!
木々は新緑、というより出たばかりの小さな新芽の時期で、黄緑色に光ってた。
前回来た時より咲いている花の種類が増えてました。
浮き立つ薄むらさき色の幻想的な花が満開で、心が写真を撮ったように頭から消えない。
今調べてみたところ、ミツバツツジという名前みたい。
桜もまだ残っており、花びらを浴びる浴びる。
ぶつかって来る虫も増えた。
こっちがチャリで高速移動している訳だから、
「お前たちがぶつかってくるんだろ!」
と虫側は迷惑がっていると思う。
サイクリングを終えた後、池袋に出て蕎麦屋の浅野屋へ。
季節の蒸し野菜に芽キャベツが入っていて「オオーッ!」
ちょうど「英語で読む村上春樹」の、
ぼくがやったのは、芽キャベツを茹でるよりはいくぶん手間がかかるかな、という程度のことです。
という文章の解説を読んでいたところだったので。
春の苦味のある素敵な味でした。
芽キャベツってどう調理したらいいか分からなくて、自分では買ったことがなかったのだけど、今度パスタにでもしてみようかな。
西武百貨店を通り抜ける時、鳩サブレーを買った。
可愛いし、美味しいよね〜
店に置いてあった鳩のイラスト入りダンボールを盗みたかった。
鳩サブレー、お前は完璧だ……!!
posted by 柳屋文芸堂 at 08:18| 地元(千葉・埼玉)ネタ
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2014年03月30日
2013年12月06日
ふなっしー
Dちゃんが、
「ふなっしーってどんなのだろう」
と言うから、
「船橋の梨のキャラなんじゃないのー」
と適当に答えて、後で調べたら本当にそうだった。
千葉は梨だ。
「ふなっしーってどんなのだろう」
と言うから、
「船橋の梨のキャラなんじゃないのー」
と適当に答えて、後で調べたら本当にそうだった。
千葉は梨だ。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:31| 地元(千葉・埼玉)ネタ
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2013年10月03日
五百羅漢に会いに行く
2012年2月10日(金)に埼玉県川越市の喜多院へ行きました。
その時の記録です。
**********
川越に「五百羅漢」というのがあるという。羅漢というのは仏教の世界の聖者で、その像が五百体そろっているのが五百羅漢。
何だか凄そうなので行ってみることにした。
川越駅西口から出ている「小江戸巡回バス」に乗る。これは川越市内を回っている観光路線バスだ。運転手さんが市内の歴史や伝説をしゃべりながら進んでゆく。運転に集中出来ないのでは? と、ちと不安。
五百羅漢のある喜多院が近付くと、こんな話をしてくれた。
「夜中に羅漢様の頭を一体ずつ撫でていった人がいるそうです。すると一つだけ、人肌の羅漢様がいて、顔を見ると亡くなった親だったという……」
何それ、ホラー? ちょっと良い話?
想像すると、やわらかくあたたかい感触が手に伝わってくるんですが。
奇妙な気持ちのまま、「喜多院」というバス停で下りる。入り口の目の前という訳ではないようだ。少し歩くと「紋蔵庵」というお菓子屋さんがあった。

目的地に着いてもいないのに茶をしばく私。でもこの「つばさかりん」は美味しいのだ。いもまんじゅうみたいなものなのだが(さつまいもは川越の名物)外側がかりん糖っぽくなっていて香ばしい。前に川越の友人からもらって、よく覚えていた。
紋蔵庵から山門はすぐだ。喜多院の中の土産物屋で、
「五百羅漢が見たいのですが」
と尋ねると、券の売り場を教えてくれた。本堂の中や五百羅漢を見るには四百円かかる。
お金を払って戻ったら、土産物屋が券を切って五百羅漢の所に通してくれた。この人たちはただ土産物を売っているだけでなく、五百羅漢を守っているのだな。



それほど広くない場所に、羅漢様たちはギュウギュウと立ったり座ったりしている。
入った途端、そのざわめきに圧倒された。
「おお小娘、よく来たね」
「写真かい? そんなの慣れてるよ」
「俺を選ぶなんてシブいな」
「良いの撮れたかい?」
バカバカしい、と言われるかもしれない。しかし本当に声が聞こえる気がするのだ。恐ろしさも感じるのだけど、全体的に歓迎してくれている雰囲気がある。カメラのレンズを向けると、ポーズを取っている気配さえしたりした。


平日だったこともあり、入場者は私の他に二、三人だけだ。その人たちもすぐに出て行ってしまったので、ほぼ私一人が「五百羅漢、独り占め」である(ハーレム?)
とり憑かれたようにバシャバシャ写真を撮っていると、門の外側から外国人の声が聞こえた。全部の顔がdifferentだとか何とか言って、柵の隙間からカメラのレンズを差し入れている。
せっかくなんだから近くで見ていきなさいよ、と思い、
「You can enter.」
と話しかけたら、
「あー、知ってます。つい張り付いちゃって」
と同行の日本人の人に返された。

↑寝ている羅漢様もいます。
私は全く信心深い人間ではないのだけれど、この場に満ちる宗教的な幸福感はとても否定出来ない。宗教に抵抗がある人には、
「像を作った人と、像を守ってきた人の思いの力」
と言えば納得してもらえるだろうか。

帰りに再び「紋蔵庵」に寄る。行きに食べた「つばさかりん」を土産にしようと思ったのに、
「本日分のつばさかりんは終了しました」
という板がケースの上に立っている。
「あー! やられたー」
と思わず大声出しちゃったわ。
バス停に行くと次のバスまで時間がある。何しろ二月の夕方、極寒である。風邪をひいてはかなわないと、バス停前のカフェ「アンティ」に入る。

ランチが終わってディナーになる前の中途半端な時間だったので、お茶とお菓子だけだろうと思っていた。でも一応、
「食事は出来ますか?」
と尋ねてみたところ、カレーを出せるという。わーい!
カレーはタイ風グリーンカレーで、口に入れると体がポカポカしてきた。思いのほか体が冷えていたみたいだ。ああ、助かった。このお店の人も羅漢様なのね……
来てすぐさまガツガツ食ったから、カレーの写真は無し!
あたたかくなった体と心で五百羅漢を思い出すと、涙が出てきた。もちろん悲しいからではなく、幸せで。あそこ、好きだわ〜
バスの時刻が迫ってきたので、デザートのドーナツはテイクアウトにしてもらい、バス停で食べていた。するとお店の女性がエプロンのまま道を渡って追いかけてきた。
「どのバスを待ってます?」
「ええと、四時五十八分のです」
「あれ、おかしい…… あっ、一月にダイヤが改正されてる!」
彼女は古い方の時刻表を見て、
「この時間はバスが無いじゃない!」
と心配して、私の所に来てくれたそう。なんて親切な。
バスは時刻表通りすぐ来た。
帰りのバスでも運転手さんが色んな話をしてくれた。川越城内にある三芳野神社が童謡「通りゃんせ」発祥の地である(スパイと間違えられて帰って来ない人がいた)とか、映画「ウォーターボーイズ」のモデルになったのは川越高校の水泳部だとか、川越にはまだまだ行くべき場所が沢山あるようだ。
川越は普通のバスの路線も充実しているので、必ず「小江戸巡回バス」に乗らなければいけない訳ではないが、説明が面白かったので乗って良かったと思った。
川越駅前に到着し、
「お話、楽しかったです〜♪」
と言いながら、金を払わずにバスを降りそうになった(アホだ)
ついでに、
「運転手さんが川越で一番オススメなのはどこですか?」
と聞いてみた。
「喜多院、中院ですね」
「あ〜 喜多院は今日行って来ました。五百羅漢がすごく良かったです」
「あと一月半くらいで枝垂れ桜が満開になりますので」
「その頃また来ます!」
楽しみですね。
(五百羅漢に会いに行く 終わり)
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その時の記録です。
**********
川越に「五百羅漢」というのがあるという。羅漢というのは仏教の世界の聖者で、その像が五百体そろっているのが五百羅漢。
何だか凄そうなので行ってみることにした。
川越駅西口から出ている「小江戸巡回バス」に乗る。これは川越市内を回っている観光路線バスだ。運転手さんが市内の歴史や伝説をしゃべりながら進んでゆく。運転に集中出来ないのでは? と、ちと不安。
五百羅漢のある喜多院が近付くと、こんな話をしてくれた。
「夜中に羅漢様の頭を一体ずつ撫でていった人がいるそうです。すると一つだけ、人肌の羅漢様がいて、顔を見ると亡くなった親だったという……」
何それ、ホラー? ちょっと良い話?
想像すると、やわらかくあたたかい感触が手に伝わってくるんですが。
奇妙な気持ちのまま、「喜多院」というバス停で下りる。入り口の目の前という訳ではないようだ。少し歩くと「紋蔵庵」というお菓子屋さんがあった。
目的地に着いてもいないのに茶をしばく私。でもこの「つばさかりん」は美味しいのだ。いもまんじゅうみたいなものなのだが(さつまいもは川越の名物)外側がかりん糖っぽくなっていて香ばしい。前に川越の友人からもらって、よく覚えていた。
紋蔵庵から山門はすぐだ。喜多院の中の土産物屋で、
「五百羅漢が見たいのですが」
と尋ねると、券の売り場を教えてくれた。本堂の中や五百羅漢を見るには四百円かかる。
お金を払って戻ったら、土産物屋が券を切って五百羅漢の所に通してくれた。この人たちはただ土産物を売っているだけでなく、五百羅漢を守っているのだな。
それほど広くない場所に、羅漢様たちはギュウギュウと立ったり座ったりしている。
入った途端、そのざわめきに圧倒された。
「おお小娘、よく来たね」
「写真かい? そんなの慣れてるよ」
「俺を選ぶなんてシブいな」
「良いの撮れたかい?」
バカバカしい、と言われるかもしれない。しかし本当に声が聞こえる気がするのだ。恐ろしさも感じるのだけど、全体的に歓迎してくれている雰囲気がある。カメラのレンズを向けると、ポーズを取っている気配さえしたりした。
平日だったこともあり、入場者は私の他に二、三人だけだ。その人たちもすぐに出て行ってしまったので、ほぼ私一人が「五百羅漢、独り占め」である(ハーレム?)
とり憑かれたようにバシャバシャ写真を撮っていると、門の外側から外国人の声が聞こえた。全部の顔がdifferentだとか何とか言って、柵の隙間からカメラのレンズを差し入れている。
せっかくなんだから近くで見ていきなさいよ、と思い、
「You can enter.」
と話しかけたら、
「あー、知ってます。つい張り付いちゃって」
と同行の日本人の人に返された。
↑寝ている羅漢様もいます。
私は全く信心深い人間ではないのだけれど、この場に満ちる宗教的な幸福感はとても否定出来ない。宗教に抵抗がある人には、
「像を作った人と、像を守ってきた人の思いの力」
と言えば納得してもらえるだろうか。
帰りに再び「紋蔵庵」に寄る。行きに食べた「つばさかりん」を土産にしようと思ったのに、
「本日分のつばさかりんは終了しました」
という板がケースの上に立っている。
「あー! やられたー」
と思わず大声出しちゃったわ。
バス停に行くと次のバスまで時間がある。何しろ二月の夕方、極寒である。風邪をひいてはかなわないと、バス停前のカフェ「アンティ」に入る。
ランチが終わってディナーになる前の中途半端な時間だったので、お茶とお菓子だけだろうと思っていた。でも一応、
「食事は出来ますか?」
と尋ねてみたところ、カレーを出せるという。わーい!
カレーはタイ風グリーンカレーで、口に入れると体がポカポカしてきた。思いのほか体が冷えていたみたいだ。ああ、助かった。このお店の人も羅漢様なのね……
来てすぐさまガツガツ食ったから、カレーの写真は無し!
あたたかくなった体と心で五百羅漢を思い出すと、涙が出てきた。もちろん悲しいからではなく、幸せで。あそこ、好きだわ〜
バスの時刻が迫ってきたので、デザートのドーナツはテイクアウトにしてもらい、バス停で食べていた。するとお店の女性がエプロンのまま道を渡って追いかけてきた。
「どのバスを待ってます?」
「ええと、四時五十八分のです」
「あれ、おかしい…… あっ、一月にダイヤが改正されてる!」
彼女は古い方の時刻表を見て、
「この時間はバスが無いじゃない!」
と心配して、私の所に来てくれたそう。なんて親切な。
バスは時刻表通りすぐ来た。
帰りのバスでも運転手さんが色んな話をしてくれた。川越城内にある三芳野神社が童謡「通りゃんせ」発祥の地である(スパイと間違えられて帰って来ない人がいた)とか、映画「ウォーターボーイズ」のモデルになったのは川越高校の水泳部だとか、川越にはまだまだ行くべき場所が沢山あるようだ。
川越は普通のバスの路線も充実しているので、必ず「小江戸巡回バス」に乗らなければいけない訳ではないが、説明が面白かったので乗って良かったと思った。
川越駅前に到着し、
「お話、楽しかったです〜♪」
と言いながら、金を払わずにバスを降りそうになった(アホだ)
ついでに、
「運転手さんが川越で一番オススメなのはどこですか?」
と聞いてみた。
「喜多院、中院ですね」
「あ〜 喜多院は今日行って来ました。五百羅漢がすごく良かったです」
「あと一月半くらいで枝垂れ桜が満開になりますので」
「その頃また来ます!」
楽しみですね。
(五百羅漢に会いに行く 終わり)
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